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テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、第1シードで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)がB・ベッカー(ドイツ)を7-6 (7-2), 6-2, 6-2のストレートで下し、2年ぶりの優勝へ向けて順当に3回戦進出を果たした。
第1セット、ジョコビッチはベッカーの強烈なストロークに押され1ブレークを許し、第10ゲームでベッカーのサービング・フォー・ザ・セットのゲームを迎える。ここで落ち着いたラリー戦を展開したジョコビッチがブレークバックに成功、さらにタイブレークの末にこのセットを先取する。
以降は試合の主導権を握った王者ジョコビッチがベッカーを圧倒し、1時間51分で3回戦進出を決めた。試合を通してジョコビッチは、13本のサービスエースと40本のウィナーを放った。
試合後、ジョコビッチは苦戦を強いられた第1セットについて「テニスのレベルを上げられてラッキーだった。以降は調子が上がった。」と、コメント。
3回戦でジョコビッチは、J・ニエミネン(フィンランド)とJ・ソウザ(ブラジル)の勝者と対戦する。
今大会の結果次第では、世界ランキングで1位のジョコビッチと2位のR・ナダル(スペイン)が入れ替わる可能性がある。昨年ジョコビッチは準優勝、ナダルは欠場している。
これまでの全米オープンで、ジョコビッチは2011年に優勝、2007・2010・2012年には準優勝を飾っている。また、全米オープンで2007年からはベスト4以上の成績を残しており、相性の良い大会となっている。
敗れたベッカーは、グランドスラムで2006年の全米オープン4回戦が自己最高の成績である。その時は3回戦でA・アガシ(アメリカ)を破り、A・ロディック(アメリカ)との4回戦進出を果たしていた。また、アガシはベッカーとの試合が現役生活で最後の試合だった。
《全米オープン 対戦表》
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