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21歳ノーシードが優勝、2年連続日本人優勝ならず<能登国際女子オープン>

女子テニスツアーの下部大会であるITFサーキットの能登国際女子オープン(石川県/能登町、2万5千ドル、砂入り人工芝)は、最終日となった8日にシングルス決勝が行われ、ノーシードながら決勝まで勝ち進んだD・エリック(セルビア)が、第1シードの穂積絵莉(日本)を6-0, 6-3の快勝で下し、見事優勝を飾った。

トップシードの穂積絵莉は、準決勝で予選勝者のM・ヨー(韓国)に苦戦を強いられるも決勝まで順当な勝ちあがりを見せ、今季2度目の優勝が期待されていた。また、穂積絵莉は二宮真琴(日本)とのペアで今季2度目のダブルスタイトルを獲得し、単複制覇に王手をかけていたが、この日は十分に力を発揮できず無念の敗退となった。

対して今季5度目の決勝の舞台にあがった21歳のエリックは、穂積絵莉に1度のブレークも許さぬ完勝を収め、自身2度目の優勝を果たし、シーズン終盤に向けて勢いづけた。

今大会エリックは、1回戦で岡田上千晶(日本)、2回戦で第4シードの江口実沙(日本)、準々決勝で高雄恵利加(日本)、準決勝で第5シードの田中真梨(日本)をストレートで圧倒。そして決勝では優勝最有力候補の穂積絵理に快勝する快進撃を見せ、日本人選手をなぎ倒しての頂点に輝いた。

本大会は昨年2012年、ノーシードながら伊藤和沙(日本)が見事優勝を果たし、大会初となる日本人優勝となったが、2年連続とはならなかった。その伊藤和沙は1回戦で田中優季(日本)にストレートで敗れ初戦敗退となっている。

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(2013年9月8日18時14分)

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