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2002全英4強の実力者、涙の引退表明

男子テニスで元世界ランク19位のX・マリス(ベルギー)が、先週行われた下部大会であるエシアス・トロフィーを最後に現役引退すると表明した。

33歳のマリスは現役生活最後となるエシアス・ トロフィーの1回戦でS・スタコフスキ(ウクライナ)と対戦し、3-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れた。

試合後「試合中に味わうプレッシャーが好きだったけど、そのプレッシャーから解放された安堵感もある。これからは家族や友人とリラックスした時間を過ごす」と、涙ながらに語った。

1998年にプロへ転向したマリスは、シングルス3勝、ダブルスで9勝のキャリア通算12勝を飾り、世界ランキングでは2002年8月に自己最高の19位までのぼりつめた。

グランドスラムでは2002年のウィンブルドンでベスト4進出したマリス。その時は、準々決勝で1996年にウィンブルドンを制していたR・クライチェック(オランダ)をファイルセット、9−7の大接戦で下していた。同年にはベルギー人として初のトップ25以内でシーズン終える。

また、2004年にはO・ロクス(ベルギー)とのペアで全仏オープンのダブルスで優勝し、ベルギー人として初のグランドスラムチャンピオンとなる。

しかし、2007年の2月に右手首を負傷し、6カ月間のツアー離脱を余儀なくされた。その後も怪我に泣かされながらツアーを回り、2011年のBNPパリバ・オープン男子ではA・ドルゴポロフ(ウクライナ)とのペアを組み、決勝でR・フェデラー(スイス)/ S・ワウリンカ(スイス)組を破り、ビッグタイトルを獲得した。


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(2013年10月11日19時24分)

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