男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ（フランス/パリ、ハード）は２９日、シングルス２回戦が行われ、期待の若手Ｇ・ディミトロフ（ブルガリア）がワイルドカード（主催者推薦）で出場の３３歳Ｍ・ロドラ（フランス）を6-7 (5-7), 6-3, 6-3の逆転で下し、２回戦進出を決めた。
この試合、世界ランク２２位のディミトロフはファーストサーブが入った時に８５パーセントの高い確率でポイントを獲得、さらに同５０位ロドラのサービスゲームでは１３度のブレークチャンスから４度のブレークに成功し、１時間５０分で勝利した。
第１セットを接戦の末に落としたディミトロフは「第１セットは、とてもチャンスがあった。特に、このパリで彼（ロドラ）と対戦するのは簡単な事ではない。」と、コメント。
「コートでは、とても良い感触でプレーが出来ていたから、第１セットを失っても下を向いたりしなかった。試合に集中するように努めていた。徐々に彼のサーブが読めるようになって良いリターンを返せるようになった。」
２回戦でディミトロフは、第１６シードのＦ・フォニュイーニ（イタリア）と対戦する。
ディミトロフは、今月行われたイフ・ストックホルム・オープン決勝でＤ・フェレール（スペイン）を破り、自身初のツアー優勝を飾った。また、５月のムチュア・マドリッド・オープン男子では当時世界ランク１位のＮ・ジョコビッチ（セルビア）を破る大金星をあげていた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【１回戦】
●Ｍ・ロドラ vs. ○Ｇ・ディミトロフ, 7-6, 3-6, 3-6
○Ｍ・プルジシーズニー（ポーランド） vs. ●Ｊ・ニエミネン（フィンランド）, 6-3, 7-6
○Ｎ・マウー（フランス） vs. ●Ａ・ドルゴポロフ（ウクライナ）, 7-6, 6-1
○Ｐ・アンドゥハル（スペイン） vs. ●Ｖ・ポスピシル（カナダ）, 6-4, 2-6, 6-4
●Ｅ・ロジェ=ヴァセラン（フランス） vs. ○Ｉ・ドディグ（クロアチア）, 6-7, 4-6
●Ｄ・ツルスノフ（ロシア） vs. ○Ｍ・グラノジェルス（スペイン）, 4-6, 4-6
○Ｋ・アンダーソン（南アフリカ） vs. ●Ｍ・ヨージニ（ロシア）, 4-6, 7-6, 2-1 (途中棄権)
【２回戦】
○Ｒ・ガスケ（フランス）(9) vs. ●Ｆ・ベルダスコ（スペイン）, 7-5, 6-7, 6-3
●ＪＷ・ツォンガ（フランス）(8) vs. ○錦織圭（日本）, 6-1, 6-7, 6-7
○Ｎ・ジョコビッチ(2) vs. ●ＰＨ・ハーバート（フランス）, 7-6, 6-3
○Ｊ・ヤノヴィッツ（ポーランド）(14) vs. ●Ｓ・ヒラルド（コロンビア）, 7-6, 6-3
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（2013年10月30日7時02分）
