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テニスのグランドスラムである全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー）は５日、女子シングルス準決勝が行われ、第４シードのＳ・ハレプ（ルーマニア）と第２８シードのＡ・ペトコビッチ（ドイツ）が対戦し、初の決勝進出をかけて争う。

これが初のグランドスラムでベスト４入りとなったハレプは「ちょっとプレッシャーを感じるわ。だってグランドスラムの準決勝だから。でも、とても良い気分よ。」と、準々決勝で２００９年のチャンピオンのＳ・クズネツォワ（ロシア）を下した後にコメントしていた。

１６８�pと小柄なハレプは、ビッグサーブやビッグショットは持っていないものの、ボールへのポジショニングの良さとそのプレーの安定感で勝利を手にしてきている。ペトコビッチの強打にどこまで立ち向かって行けるか。

今回ハレプは、１回戦でＡ・クレイバノワ（ロシア）、２回戦で予選勝ち上がりのＨ・ワトソン（英国）、３回戦でＭ・トッロ=フロール（スペイン）、４回戦で第１５シードのＳ・スティーブンス（アメリカ）に勝利し、準々決勝では、２００９年全仏オープン優勝者で第２７シードのクズネツォワを下しグランドスラムで初の４強入りを果たした。

２２歳のハレプは、５月に行われたムチュア・マドリッド・オープンの決勝で、Ｍ・シャラポワ（ロシア）に敗れるも準優勝を飾っていた。

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また、２月のカタール･オープンで、決勝でＡ・ケルバー（ドイツ）を下して今季初のタイトルを獲得した。

今年の全豪オープンでは、準々決勝でＤ・チブルコワ（スロバキア）に敗れるも、グランドスラム初のベスト８入りを決め、大会後に発表された世界ランキングでは、念願のトップ１０入りを果たした。

ハレプとペトコビッチの対戦は、日本時間６月５日、第３試合に組まれている。