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ワウリンカ「不思議な試合だった」

男子テニスツアーのW&Sオープン男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は15日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードのS・ワウリンカ(スイス)が世界ランク41位のJ・ベネトー(フランス)に6-1, 1-6, 2-6の逆転で敗れ、ベスト4進出とはならなかった。

この試合、ワウリンカはファーストサービスが入った時に69パーセントの確率でポイントを獲得するも、ベネトーに4度のブレークを許し、1時間20分で敗れた。

第1セットをわずか20分で先取したワウリンカだったが、その後はミスを連発。勝敗を決める第3セットではベネトーの5本に対してワウリンカは18本ものイージーミスを犯していた。

「全くもって不思議な試合だった。第1セットを6ー1であっさり取った時でも自分的にはあまり良いプレーは出来ていなかった。動きも本当に悪かったんだ。」と、ワウリンカは試合を振り返っていた。

これでマスターズ1000大会では自身初のベスト4入りとなったベネトーは、「彼(ワウリンカ)が段々硬くなっていたのを感じていた。そして彼はどんどんミスをし始めたんだ。普段しないようなね。」とベネトー自身もワウリンカの不調を感じていた。

32歳のベネトーは、今大会1回戦でB・ロラ(スロベニア)、2回戦でJ・ワード(英国)、3回戦でJ・ヤノヴィッツ(ポーランド)、そして準々決勝でワウリンカを下しての勝ち上がりとなった。

ベネトーは準決勝で、第16シードのT・ロブレド(スペイン)を6-4, 3-6, 6-3のフルセットで倒した第6シードのD・フェレール(スペイン)と対戦する。

ロブレドは、今大会3回戦で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を下した。ジョコビッチは年間9回行われるマスターズ1000大会で、同大会だけタイトルを獲得していない。今年は史上初となるマスターズ1000大会全てでの優勝をかけて出場していたが、ロブレドにそれを阻まれていた。

《ロブレドvsジョコビッチの記事はこちら》


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(2014年8月16日15時06分)

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