テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は25日、女子シングルス1回戦が行われ、第5シードの
M・シャラポワ(ロシア)が元世界ランク10位の
M・キリレンコ(ロシア)を6-4, 6-0のストレートで下し、2回戦進出を決めた。
両者は今回が8度目の対戦となり、シャラポワはキリレンコとの対戦成績を6勝2敗とさらにリードを広げた。
シャラポワのサービスゲームから始まったこの試合、1ポイント目にダブルフォルトを犯したシャラポワは、第1ゲームからキリレンコにリードを許すもサービスキープ。
第5ゲームでシャラポワは、キリレンコにこの試合初めてのブレークを許す。キリレンコにゲームカウント2−4とリードされる場面もあったが、シャラポワがそこから4ゲーム連取し、第1セットをゲームカウント6−4で先取した。
第2セットでシャラポワは、厳しいコースにボールを運び、キリレンコを苦しめた。ゲームカウント3−0とシャラポワがリードしたところで、キリレンコはトレーナーを呼び、左足首にテーピングを施した。
その後もシャラポワの勢いは衰えることなく、第2セットをゲームカウント6−0で制して順当に2回戦進出を決めた。
2回戦でシャラポワは、
A・ドゥルゲル(ルーマニア)と対戦する。
過去同大会でシャラポワは、2006年に優勝を飾っている。昨年は右肩の怪我により欠場しており、2012年は準決勝で
V・アザレンカ(ベラルーシ)に敗れて決勝進出とはならなかった。今大会には2年ぶりの出場となる。
今年の全仏オープンでは、決勝で
S・ハレプ(ルーマニア)を下して優勝を果たしており、今回は今季グランドスラム2度目のタイトル獲得を狙う。
《全仏オープン優勝の記事はこちら》一方、敗れたキリレンコは、昨年の全仏オープンで
B・マテック=サンズ(アメリカ)を下して大会初のベスト8進出を果たした。
過去の全米オープンでは、2011年に4回戦進出を果たしたのが最高成績となっている。
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