男子テニスツアーのシンセン・オープン(中国/シンセン、ハード)は28日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
A・マレー(英国)が
T・ロブレド(スペイン)を5-7, 7-6 (11-9), 6-1の逆転で下し、今季初優勝、昨年のウィンブルドン以来15ヶ月ぶりの優勝を果たした。
この試合、マレーは5度のダブルフォルトを犯すも10度のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時73パーセントの確率でポイントを獲得し、ロブレドから5度のブレークに成功し2時間30分で勝利した。
マレーは「第2セット終盤で運が味方した。一生懸命戦って、ベストを尽くしたことで勝利することが出来ました。」とコメントしており、第2セットのタイブレーク、2-6の場面から逆転し、5度のマッチポイントをしのいで勝利した。
「私はできるだけ多くのボールを返そうとした」とマレーは試合についてコメントし、「タイブレークでもったいないミスから4ポイント落とし、絶望的だったが、巻き返しができてよかった。こういう時は少しでも運が必要だよね」と試合を振り返った。
敗れたロブレドは21度目の決勝となり、2013年の7月のクロアチア・オープンでの優勝以降の初決勝だった。
「(敗北を)受け入れるのが困難だ。しかし、アンディ(マレー)は凄かった。彼は最後まで攻撃し続けたし、このタイトルにふさわしいと思う」とロブレドはコメントしている。
マレーはATPワールドツアー・ファイナル出場のために今大会、主催者推薦として出場し、優勝した事により11位から10位に上がり、8位の
T・ベルディヒ(チェコ共和国)との差は105ポイントに縮まった。
マレーは29日から行われるチャイナ・オープン男子に第6シードとして出場し、1回戦で
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)と対戦する。
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