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ベルディヒ「1番の差だった」

男子テニスの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)は12日、グループAの予選ラウンドロビン2試合目が行われ、第6シードT・ベルディヒ(チェコ共和国)が第8シードM・チリッチ(クロアチア)を6-3, 6-1で倒し、準決勝進出へ望みを繋いだ。

予選ラウンドロビンの初戦でS・ワウリンカ(スイス)にストレートの敗退を喫したベルディヒは、この日は全米オープンを制したチリッチを1時間15分の圧勝で退けた。

本来の安定したプレーと武器であるサービスの調子を取り戻したベルディヒは「今日はより攻撃的に戦えたし、それが勝利へ繋がったと思う。勝つことはとても良い気分だし常に重要なもの。」と勝利に気を良くしていた。

最終戦へ5度目の出場となるベルディヒは、これまでも初戦で勝利を飾った事がなかった。しかし第2戦ではいつも勝ち星を掴んでいた。

「今年が初めての出場というわけでもないし、初戦を勝利で飾れなかった経験もしている。そしてそこからどうやってまた勝利を掴むかも知っているんだ。今日はそれが初出場の彼(チリッチ)との1番の差だったと感じている。」とベルディヒは勝因を分析していた。

今季ウィンブルドンと全米オープンでベルディヒから勝利を飾っているチリッチだったが、この日は第1ゲームからいきなりブレークをベルディヒに奪われ、時折見せる鮮やかなウィナーもあったもののミスも目立つ不安定な内容で、試合を通してベルディヒから掴んだ6本のブレークポイントを1度も決める事が出来なかった。

初戦で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)に1-6, 1-6の完敗で敗退していたチリッチは、ここまでの2試合でわずか6ゲームしか取れておらず、予選ラウンドロビンを0勝2敗とし、準決勝進出も厳しくなった。

「こう言う風に考えられるね。今日のようなプレーでは、全米オープンで優勝出来なかっただろう。」とベルディヒもチリッチの不調を感じていた。




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(2014年11月13日12時46分)

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