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絶体絶命フェデラー 逆転勝利

男子テニスの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)は15日、シングルス準決勝が行われ、第2シードのR・フェデラー(スイス)が第3シードで同胞のS・ワウリンカ(スイス)を4-6, 7-5, 7-6 (8-6)の逆転で下して決勝進出を決め、大会7度目の優勝に王手をかけた。

両者は今回が17度目の対戦となり、フェデラーはワウリンカとの対戦成績を15勝2敗とさらにリードを広げた。

この試合、フェデラーのサービスゲームから始まった第1セット、第3ゲームでブレークを許したフェデラーは、ワウリンカの強打とサービスに圧倒され、第7ゲームでもリターンエースを決められブレークを許してしまう。

しかし、第8ゲームでブレークバックに成功したフェデラーだったが、最後はワウリンカにボレーを決められて第1セットをゲームカウント4−6で落とす。

第2セットでは、第6・第8ゲームでブレークチャンスを握ったフェデラーだったがものに出来ず、両者サービスキープが続いた。

第12ゲームでワウリンカがスマッシュミスを犯し、最後はワウリンカのバックハンドがネットにかかってブレークに成功。このセットをゲームカウント7−5で奪い返す。

第3セットは、第1ゲームからブレークを許したフェデラーだが、第10ゲームでワウリンカのマッチポイントを3度しのぐ強さを見せてブレークに成功。その後両者はタイブレークに突入し、ワウリンカに4度目のマッチポイントを与えるが、それもしのぎ最後はボレーを2本連続で決めた。

フェデラーは第3セットで4度のマッチポイントを与えてしまうが、この絶対絶命の状態から大接戦の末に勝利をものにした。

大会7度目の優勝をかけてフェデラーは、決勝で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。

過去同大会でフェデラーは、2003・2004・2006・2007・2010・2011年と6度の栄冠に輝いており、今回は3年ぶり大会7度目のタイトル獲得を狙う。

フェデラーは今大会、グループBの予選第1戦でM・ラオニチ(カナダ)と対戦し、BNPパリバ・マスターズ準々決勝でラオニチに初めて敗れた時のリベンジを果たした。

予選第2戦では錦織圭(日本)と対戦。フェデラーが錦織をストレートで下してグループBで2勝目をあげた。

予選第3戦ではA・マレー(英国)を1ゲームしか与えない完璧なプレーで圧倒し、完勝で3勝してグループBの予選1位で準決勝進出を決めた。

《完敗マレー フェデラーを称賛》

今回は準決勝で同胞のワウリンカを下し、大会7度目の優勝に王手をかけた。

一方、敗れたワウリンカは、グループAの予選でジョコビッチに敗れるも、T・ベルディヒ(チェコ共和国)M・チリッチ(クロアチア)から勝利をあげてグループAでの成績を2勝1敗とし、予選2位で準決勝進出を決めた。

過去同大会では、昨年初出場で準決勝進出を果たすも、準決勝でジョコビッチに敗れており、今回は準決勝で世界ランク2位のフェデラーに敗れ、大会初の決勝進出とはならなかった。

フェデラーとワウリンカは、今月21日から23日まで行われるデビスカップ決勝戦にスイス代表に選出されており、初優勝を目指して共にチームとして戦う。




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・錦織圭vsバウティスタ=アグ【バルセロナ・オープン・サバデル】
(2014年11月16日8時53分)
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