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フェデラー モンフィスと対戦

11月21日から23日にかけてフランスはリールで行われる男子国別対抗戦デビスカップのフランス対スイスの決勝戦のドロー抽選会が現地木曜日に行われ、初日のシングルスでは、腰の怪我のため出場が危ぶまれていたR・フェデラー(スイス)G・モンフィス(フランス)と対戦する。

33歳のフェデラーは、これまでのテニス人生では年間4回行われるグランドスラム全ての大会で優勝を飾り、史上最多となる17回の優勝を誇るなど数々の功績を達成して来た。しかしながら、祖国を代表して戦うデビスカップでのタイトルは未だに手にしておらず、最後のビッグ・タイトルと言われているその優勝が目前に迫っている。

インドアのクレーコートで5セットマッチで争われるデビスカップ。スイスのエースとして出場するフェデラーは、初日の21日は第2試合に登場する。第1試合では全豪オープン覇者であるS・ワウリンカ(スイス)JW・ツォンガ(フランス)と対戦する。

フェデラーは先週行われたATPワールドツアー・ファイナルズの土曜日に行われた準決勝では、チームメイトであるワウリンカと3時間近い接戦を強いられ、その試合の終盤に腰を痛めてしまった。そのため日曜日に予定されていたN・ジョコビッチ(セルビア)との決勝戦を棄権し、デビスカップの決勝戦の出場も危ぶまれていた。

フェデラーは木曜日、ドロー抽選会が行われる前に試合会場で最後の練習を行い、金曜日にコートに立つことを決めていた。しかしながら、フェデラーの状態が万全なのかは未だに疑問視されている。

「明日どうなるかはやってみなければ分からない。でも今日は良い練習が出来た。そしてコートに立って試合に臨める事に喜びを感じている。もしリスクがあるのなら、それは今後のテニス人生に支障を来すだろう。そうであれば、試合には出場しない。でもこれまでも似たような問題を抱えた事がある。その経験から実際にどうしたら良いかを学んでいるんだ。」とフェデラーは、周囲の不安を払拭していた。

フェデラーはこれまでも数々の功績をおさめて来たが、オリンピックでのシングルスの金メダルと共に、デビスカップの優勝もまだ手に入れていない。

これまでスイスはデビスカップでの優勝経験はなく、一方のフランスはこの決勝戦で10度目の優勝を狙う。両国のこれまでの対戦成績はフランスの10勝2敗としている。

土曜日に行われるダブルスでは、フランスからJ・ベネトー(フランス)R・ガスケ(フランス)がペアを組み、スイスからはM・キウディネッリ(スイス)とM・ランマーがペアを組む事が予定されているが、各国の監督は試合開始の1時間前まで選手の変更は可能とされている。もしフェデラーが3日間戦えるだけの状態に回復していれば、スイスはワウリンカとのペアへ変更する可能性もある。

そして日曜日に予定されているリバース・シングルスでは、フェデラーがツォンガと対戦し、そこまでの勝敗が2勝2敗なら、最後の試合となるワウリンカとモンフィスの試合で優勝が争われる形となる

最終戦の準決勝で壮絶な死闘を演じたフェデラーとワウリンカは、その試合中にフェデラーのファミリーボックスから、ワウリンカがリターンをしようとした時にそれを妨害するような声が発せられたと主審にクレームをする場面があった。しかもそれは試合の終盤の大切な場面での事だった。そしてその事から両者の不協和音が噂されていた。

しかし両者が開催地のリールに到着してからは、仲良く肩を並べる画像をフェデラーが自身のツイッターにアップするなど、周囲の不安を一蹴していた。

フェデラーがスイス・チームに参加する事は、スイスの初優勝への望みが大きく膨れ上がる。これまでフェデラーがデビスカップのデビューを飾ってから、ワールドグループでの試合ではフェデラー抜きでは1勝10敗と大きく負け越しているからである。

フランス・チームも、フェデラーの怪我のニュースは知ってはいるものの、今回の決勝戦をフェデラーが欠場するとは考えてはいない。

「彼(フェデラー)は決勝戦まで4日間の休養を取っている。そして直前には、最高のプレーを披露していたんだ。」と語るのは、これまでクレーコートではフェデラーと4度の対戦があるが、1度も勝利を飾れていないモンフィス。

「もし彼がコートに立ったら、それは十分に戦えると言うことだし、この試合に勝ちたいと言う気持ちの表れのはず。もし彼が試合をする決断を下したら、十分に勝てると思っているだろうし、自分を倒せると思っている証拠なんだ。」と続けていた。

モンフィスは今回の対戦で、全米オープンの準々決勝のリベンジを狙っている。その試合ではモンフィスがセットカウント2ー1とリードし、2度のマッチポイントも握りながらもフルセットでの逆転で敗れると言う苦杯をなめさせられていた。

モンフィスは「もちろん、あの試合を心に思いながら戦うよ。でも今回の対戦は全く別のもの。これはチーム戦だから、試合の瞬間瞬間を共に感じてくれる仲間がいてくれる。そして監督だって苦しい場面では力になってくれるはずだからね。」と、闘志を燃やしつつ、この決勝戦への思いを加えていた。

ガスケに代わってモンフィスをシングルス要員に起用したフランス監督のA・クレマン(フランス)氏が語るには、今のモンフィスの状態はフランスを代表してシングルスを戦うに十分値するだけの仕上がりを見せていると感じての起用だと説明していた。

一方のスイス・チームも、フェデラーとの準決勝で4本のマッチポイントを握りながらも敗退したワウリンカは、直後は落胆が激しかったものの、予想以上の回復を見せていると、本人も状態の良さをアピールしていた。

「思ったより簡単に気持ちを切り替える事が出来た。試合の直後は本当に打ちのめされていたんだ。翌日ロジャー(フェデラー)の怪我を聞いた日曜日でもそうだった。でも月曜日にこのリールに到着すると、とても前向きな気持ちが沸いて来たんだ。そして本当に簡単に気持ちを切り替える事が出来たのさ。」と、ワウリンカは今の気持ちを語り、優勝へ向けてフェデラーらと一致団結して戦う決意を固めていた。


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・最終戦出場が懸かった大一番
(2014年11月21日11時07分)
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