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クルム伊達「戦うレベルに程遠い」

女子テニスのマイアミ・オープン女子(アメリカ/マイアミ、ハード、賞金総額5,381,235ドル、優勝賞金900,400ドル)は23日、シングルス予選1回戦が行われ、クルム伊達公子(日本)が予選第11シードのC・シーパース(南アフリカ)に4-6, 0-6のストレートで敗れ、本戦入りを逃した。

両者は今回が3度目の対戦となり、クルム伊達とシーパースの対戦成績は2勝1敗と今回初めてクルム伊達はシーパースに敗れた。

この試合、クルム伊達は試合を通して5度のダブルフォルトを犯し、ファーストサービスが入った時のポイント獲得率が37パーセントと低かった。さらに、シーパースに9度のブレークチャンスから7度ブレークを許して57分で敗れた。

クルム伊達公子は先日行われたBNPパリバ・オープン女子の予選にも出場していたが、予選1回戦のL・エンブリー(アメリカ)との対戦で、2-6, 2-5となったところで途中棄権を申し入れたため予選1回戦敗退となったいた。

《クルム伊達 試合終盤で棄権》

今大会を終えてクルム伊達は、自身の公式ブログに「久々に痛みをそれほど感じずにプレーが出来ました。まだ完全ではないけれど、インディアンウェルズから比べればずいぶん痛みは小さくなったし、良くなりました。」と綴った。

「試合の内容はまだまだ戦うレベルには程遠い内容。仕方ないことはわかっているもののやっぱり思うようなプレーができないのは歯がゆいです。」

「幾度もブレークポイントがありながら取れないことがメンタル的に自分を責めることになってしまっていた。セカンドセットはさらにミスが増え、どこかで流れを変えるチャンスを作りたかったけど出来なかった。」と試合を振り返った。

クルム伊達に勝利したシーパースは、予選2回戦で予選第13シードのE・ロディナ(ロシア)と対戦する。

また、本戦にはストレートインで奈良くるみ(日本)が出場しており、1回戦で世界ランク53位のA・トムヤノヴィッツ(クロアチア)と対戦する。

両者は過去に1度対戦しており、対戦成績は1勝0敗と奈良くるみが勝ち越している。

奈良くるみが1回戦に勝利した場合、2回戦で第25シードのC・ガルシア(フランス)と対戦することとなる。

奈良くるみは昨年同大会に初出場し、初戦突破して2回戦でM・シャラポワ(ロシア)と対戦するも、敗れて3回戦進出とはならなかった。


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