テニスのグランドスラム、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は初日である24日、男子シングルス1回戦が行われ、昨年同大会で4強入りを果たした第24シードの
E・ガルビス(ラトビア)が予選勝ち上がりの
I・セイスリン(オランダ)を6-4, 6-4, 7-6 (7-3)のストレートで下し、2回戦進出を決めた。
この試合、ガルビスは試合を通してウィナーの数がセイスリンの22本に比べて倍以上の45本を決めるも、凡ミスも43本と多かった。
第1・第2セットはガルビスが1ブレークずつ成功して2セット連取。第3セットでは、第1・第2セットに比べてセカンドサービスのポイント獲得率を下げてしまったガルビスが、セイスリンにこの試合初めてブレークを許し、タイブレークへ。
タイブレークの7−3でものにしたガルビスが、2時間19分で勝利を決めた。
2回戦でガルビスは、主催者推薦枠の
N・マウー(フランス)と対戦する。
昨年の全仏オープンでガルビスは、
R・フェデラー(スイス)、
T・ベルディヒ(チェコ共和国)らを破る快進撃でグランドスラム初のベスト4進出を果たしており、さらに大会後に発表された世界ランキングでは、自己最高位となる10位の浮上、念願のトップ10入りとなっていた。
だが、今シーズンは12大会中10大会で初戦敗退と不調が続いている。昨年優勝を果たしたニース・コート・ダジュール・オープンでは、
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)に勝利して今季初のベスト8進出を決めるも、準々決勝で
D・ティエム(オーストリア)に敗れて2連覇を阻まれている。
不調が続くガルビスだが、今年の全仏オープンでどこまで勝ち進むかに注目が集まる。
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