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錦織ブロック 世界105位16強

テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は3日、トップハーフ(対戦表の上半分)の男子シングルス3回戦が行われ、D・クドラ(アメリカ)S・ヒラルド(コロンビア)を6-2, 6-7 (3-7), 2-6, 6-1, 6-3のフルセットで下し、四大大会初の4回戦進出を決めた。この結果、2回戦を棄権した第5シードの錦織圭(日本)のブロックからは、世界ランク105位のクドラがベスト16入りを果たした。

トップハーフの上半分ではクドラが快進撃を続けている。1回戦で第28シードのP・クエバス(ウルグアイ)にフルセットで勝利して勢いに乗ると、2回戦では若手期待のA・ズベレフ(ドイツ)をセットカウント3−1で振り切る。

迎えたヒラルドとの3回戦、16本のサービスエースを叩き込んだクドラは、47本の凡ミスを犯すも52本のウィナーを決めて2時間54分で自身初のグランドスラム初の16強入りを決めた。

4回戦では第9シードのM・チリッチ(クロアチア)と第17シードのJ・イズナー(アメリカ)の勝者と対戦する。チリッチとイズナーの4回戦は第5セット ゲームカウント10−10の時点で日没順延となった。

昨年のウィンブルドン2回戦でクドラは錦織にストレートで敗れていた。

22歳のクドラはこれまでツアー優勝はなく、世界ランキングでは2013年に記録した90位が自己最高位。

敗れたヒラルドは、2回戦で第5シードの錦織と対戦する予定だったが、錦織の棄権により労せず3回戦へ駒を進めていた。

また、第1シードで2連覇と大会3度目の優勝を狙うN・ジョコビッチ(セルビア)は第27シードのB・トミック(オーストラリア)に6-3, 6-3, 6-3のストレートで勝利、危なげなくベスト16進出を果たした。

ジョコビッチはトミックと芝で戦うのは脅威。両者は2011年のウィンブルドン準々決勝で顔を合わせ、その時はジョコビッチがセットカウント3−1で勝利するも、直線的なボールを放つトミックに大苦戦していたからである。

4回戦でジョコビッチは、第14シードのK・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。

一方、トップハーフの下半分では昨年のウィンブルドンで4強入りした第7シードのM・ラオニチ(カナダ)と第11シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)が3回戦で姿を消した。

ビッグサーバーのラオニチは第26シードのN・キリオス(オーストラリア)に7-5, 5-7, 6-7 (3-7), 3-6の逆転負け、今季思うような結果を残せていないディミトロフは第21シードのR・ガスケ(フランス)に3-6, 4-6, 4-6のストレート負けとなった。

今年の全仏オープンで優勝した第4シードのS・ワウリンカ(スイス)は、2013年のウィンブルドンでベスト8進出の経験を持つF・ベルダスコ(スペイン)を6-4, 6-3, 6-4のストレートで下し、4回戦へ駒を進めた。4回戦では第16シードのD・ゴファン(ベルギー)と対戦する。

>>ウィンブルドン対戦表<<

ウィンブルドンタオル




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(2015年7月4日7時02分)

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