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セリーナ「過去最もタフな試合」

テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は3日、女子シングル3回戦が行われ、世界ランク1位で第1シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)は世界ランク59位のH・ワトソン(英国)に大苦戦。6-2, 4-6, 7-5のフルセットの末に勝利を手にしたセリーナは、試合後のインタビューでワトソンを称賛した。

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「今まで、このウィンブルドンのセンターコートで最もタフな試合だった。」

この試合、女王セレーナは世界ランク59位のワトソンに大苦戦を強いられた。第1セットは難なく先取したものの、会場の声援を一身に受けて徐々に調子を上げたワトソンの粘りあるプレーを前に、第2セット以降はセリーナから先にミスをする場面が多く見られた。

追い詰められるセリーナであったが、苦しい中でも確実にポイントを獲得し、最後は世界1位の力でねじ伏せて2時間15分で勝利を手にした。

試合後のインタビューでは「ホームのワトソンが勝ってもおかしくなかった。彼女は素晴らしいプレーを見せた。」と、ワトソンを称えた。

また、世界ランキングで20位以内を目標としているワトソンについては「もっといけるんじゃない?もっと目標は高く持った方がいい。それぐらい、ワトソンの素晴らしいプレーによって、自分ではどうしようも出来ない場面がたくさんあった。」と、セリーナは高評価した。

駒を進めたセリーナは、4回戦で姉のV・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。

姉妹対決については「ビーナスとは、試合のことは話してはいないけれど、姉は状態が非常に良いから、素晴らしい試合になるのではないかな。」と語っていた。

ウィンブルドンでは過去5度の優勝を誇るセリーナだが、最後に優勝したのは2012年。2013年は4回戦でS・リシキ(ドイツ)、2014年は3回戦でA・コルネ(フランス)に敗れて早期敗退を喫していた。

また、今季セリーナは全豪オープン、全仏オープンでタイトルを獲得と圧倒的な強さを見せている。ウィンブルドンと全米オープンでタイトル獲得を果たすと1988年のS・グラフ(ドイツ)以来、27年ぶり4人目となる年間グランドスラム(同じシーズンでグランドスラム全て優勝)を達成することになる。

(コメントはWOWOWから抜粋)

【ウィンブルドン 女子シングルス対戦表】

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(2015年7月4日8時59分)

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