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大苦戦ジョコ 決着つかず

テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は6日、昨年覇者で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第14シードのK・アンダーソン(南アフリカ)の男子シングルス4回戦は、ジョコビッチから見て6-7 (6-8), 6-7 (6-8), 6-1, 6-4の時点で、日没順延となった。続きは7日に行われる予定。

ジョコビッチが4回戦で姿を消すのではと思う試合内容だった。序盤、王者ジョコビッチはガッツがなく、淡々とプレーをしているように見えた。第1・2セットは世界ランク14位アンダーソンの強打におされて2セットダウンに追い込まれる。

ここから徐々に本来の力を発揮したジョコビッチが第3・4セットを連取した時点で日没順延が決定。最後のポイントを決めた時、この試合初の雄叫びをあげていた。

もしアンダーソンに敗れる場合、世界ランク1位のジョコビッチが四大大会でベスト8を前に敗退するのは、2009年の全仏オープン以来 約6年ぶりのことになる。

昨年は決勝でR・フェデラー(スイス)をフルセットで破り、大会2度目の優勝。今大会では2連覇と3度目のタイトル獲得を狙っている。

今年の全豪オープンで2年ぶり5度目の優勝を飾ったジョコビッチは、その後に出場したマスターズ4大会でタイトルを獲得、好調を維持していた。しかし、全仏オープンでは決勝でS・ワウリンカ(スイス)に敗れ、生涯グランドスラム達成とはならなかった。

迎えた今大会、1回戦では難敵P・コールシュライバー(ドイツ)、2回戦でJ・ニエミネン(フィンランド)、3回戦で第27シードのB・トミック(オーストラリア)をそれぞれストレートで破り危なげなく16強入り。

28歳のジョコビッチは、これまでツアー通算53勝、グランドスラムだけでも8度の優勝をあげている。

一方のアンダーソンは前哨戦のAEGON選手権で元世界ランク1位のL・ヒューイット(オーストラリア)、今年の全仏オープン王者であるワウリンカらを破り決勝進出。決勝ではA・マレー(英国)に敗れるも、好調を維持して今大会へ出場している。

ジョコビッチとアンダーソンの勝者は、準々決勝で第9シードのM・チリッチ(クロアチア)と対戦する。

>>ウィンブルドン対戦表<<

ウィンブルドンタオル




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(2015年7月7日5時16分)

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