男子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード)は13日、第2シードの
A・マレー(英国)が
G・ミュラー(ルクセンブルグ)を6-3, 6-2のストレートで圧勝し、世界ランク3位の力を見せつけ1時間5分で準々決勝進出を決めた。
両者は今回が5度目の対戦となり、マレーはミュラーとの対戦成績を5勝0敗とした。
この試合、第1セットでマレーはミュラーに4度のブレークチャンスを与えてしまうも、それをしのいで自身は1度ブレークに成功し、このセットを先取。
続く第2セットでは、ファーストサービスが入った時のポイント獲得率を第1セットの80パーセントから58パーセントに下げたミュラーの隙をつき、3度のブレークに成功してストレートで勝利をおさめた。
準々決勝でマレーは、第10シードの
JW・ツォンガ(フランス)と
B・トミック(オーストラリア)の勝者と対戦する。
世界ランク3位のマレーは、全豪オープン準優勝、全仏オープンとウィンブルドンで4強入り、さらにBMWオープン、マドリッド・マスターズ、AEGON選手権と3度優勝を飾るなど今季はここまで好調を維持している。
しかし、先日のシティ・オープンでは、初戦となった2回戦で
T・ガバシュビリ(ロシア)にフルセットの末に敗れ、2013年のローマ・マスターズ以来で約2年ぶりの初戦敗退を喫した。
過去同大会では、2009年と2010年に2連覇を達成しており、2009年は
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、2010年は
R・フェデラー(スイス)に勝利しての優勝だった。
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