男子テニスツアーのW&Sオープン男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は19日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第3シードの
A・マレー(英国)、第8シードの
R・ナダル(スペイン)、前日に登場した第2シードの
R・フェデラー(スイス)のBIG4がそれぞれ初戦でストレート勝ちをおさめ、順当に3回戦進出を決めた。
今大会のシード勢は1回戦免除のため、2回戦が初戦となった。
この日、ジョコビッチは2回戦でラッキールーザーの
B・ペール(フランス)と対戦。7-5, 6-2のストレートで下し、大会初優勝に向けて前進した。
ジョコビッチは、マスターズ9大会のうち今大会以外のマスターズで優勝を飾っており、今回初優勝を飾るとマスターズ9大会制覇の「キャリア・ゴールデンマスターズ」という偉業達成となる。
この「キャリア・ゴールデンマスターズ」は、フェデラーもナダルも未だ達成していない。
フェデラーは、前日に行われた2回戦で
R・バウティスタ=アグ(スペイン)に6-4, 6-4のストレートで勝利。
同大会でフェデラーは2005・2007・2009・2010・2012・2014年と6度の優勝を誇っており、今回は大会7度目のタイトル獲得と2連覇へ好発進した。
マレーは元世界ランク7位で33歳の
M・フィッシュ(アメリカ)と対戦し、6-4, 7-6 (7-1)のストレートで勝利した。
先週行われたロジャーズ・カップ決勝で、ジョコビッチを下して今季4勝目を飾ると同時に、キャリア通算35度目のタイトルを獲得したマレー。今回はマスターズ2大会連続の優勝と大会3度目のタイトル獲得を狙う。
ナダルは、先日のロジャーズ・カップで4強入りを果たした
J・シャーディ(フランス)と対戦。6-3, 6-4のストレートで下し、順当に3回戦進出を決めた。
最後に出場した2013年で大会初のタイトルを獲得しているナダルだが、昨年は怪我のため欠場している。
ナダルとフェデラーが順当に勝ち上がった場合、両者は準々決勝で対戦することとなり、早いラウンドでBIG4対決が実現する。
また、同日行われた2回戦では、今年の全仏オープンで四大大会2度目のタイトル獲得を果たし、BIG4の対抗馬として位置する第5シードの
S・ワウリンカ(スイス)が、18歳のB・コリッチに逆転勝利して3回戦進出を決めている。
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