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西岡、3時間22分の死闘制す

テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は1日、男子シングルス1回戦が行われ、西岡良仁(日本)が元世界ランク12位のP・H・マチュー(フランス)を6-4, 2-6, 6-7 (7-9), 6-1, 6-2の3時間22分にも及ぶ死闘を制し、四大大会初勝利をあげて2回戦進出を決めた。

>>全米オープン対戦表<<

俊敏なフットワークでどんなボールでも諦めず拾い続ける粘り強いプレーが特徴の西岡。

この試合では第3セットのタイブレークで4本のセットポイントを握るも、そこから「守りのテニス」をしてマチューの逆襲に遭い、セットカウント1−2とする。

しかし、そこから気落ちしなかった西岡は失速するマチューの隙をつき、フラット系のバックハンドと厚いグリップから放たれるフォアハンドを武器にファイナルセットへ持ち込む。

そして、ファイナルセットは第5・第7ゲームでブレークすると勢いに乗り、グランドスラム初の勝利を手にした。

2回戦では、第30シードのT・ベルッチ(ブラジル)J・ワード(英国)の勝者と対戦する。

昨年の全米オープンで予選3試合を勝ち抜きグランドスラム初の本戦入りを果たすも、1回戦で体調不良により途中棄権を余儀なくされていた。

それから1年、成長した西岡は今大会予選3回戦でK・エドモンド(英国)に3本のマッチポイントをしのいで逆転勝利をおさめ、2年連続の本戦入りを決めた。

今年の全仏オープンでも本戦入りを果たした西岡。その時は1回戦でT・ベルディヒ(チェコ共和国)にトップの力を見せつけられて完敗。

ATPツアーでは今年2月のデルレイビーチ・オープンでのベスト8が自己最高成績となっている。

一方、敗れた33歳のマチューは世界ランキングで2008年に自己最高の12位を記録したベテラン選手。今年の全仏オープン1回戦では錦織圭(日本)にストレートで敗れた。また、今年8月のゼネラル・オープンでは決勝でP・コールシュライバー(ドイツ)に敗れるも準優勝を飾っている。

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(2015年9月2日4時28分)

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