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初勝利の西岡「自信あった」

テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は1日、男子シングルス1回戦で予選勝ち上がりの西岡良仁(日本)が元世界ランク12位のP・H・マチュー(フランス)に6-4, 2-6, 6-7 (7-9), 6-1, 6-2のフルセットで勝利し、四大大会初勝利をあげて2回戦進出を決めた。試合後のインタビューで西岡は自身を振り返った。

>>全米オープン対戦表<<

WOWOWの中継で、試合後に西岡は「本当に第3セットを落とした時は結構やばいと思った。」と、素直な感想を話していた。

この試合、第1セットを先取した西岡だったが、続く第2セットを落とし、第3セットでは4本のセットポイントを握るも活かすことが出来ずにセットカウント1−2としてしまう。

しかし、西岡が「体力的には自分の方があるかなと思っていた。」と語っていたように、両者には明らかに体力面の差が表れ、試合が進むにつれて33歳のマチューには疲労が見え始めた。

「長い試合になればなるほど自分に有利と思って、試合展開を進めてたのが良かったかなと思います。」と、接戦の中でも冷静に相手を分析していた。

第3セットを落とした後、続く第4セットでは上手く気持ちを切り替えて挑み、鋭いバックハンドで攻め込んでこのセットをゲームカウント6−1でとりファイナルセットに持ち込んだ。

そのことについては「(第3セットを)落としたあと、気持ち的に折れずに最初から良い状態で入ったので、相手がちょっと疲れている状態の中、僕はちょっと上げれたのが4セット目で出たのかなと思います。」と、西岡。

ファイナルセットでは、完全に試合の流れを掴み一気に攻め立てて、3時間22分に及ぶ激闘を制しグランドスラム初勝利をあげた。

今回の試合について「(マチューが)強いのは知ってましたけど、自分も予選しっかり3回勝ち上がってきてて自信もあったので、そういった面では自分のやりたいことが出来た試合だったかなと思います。」と、振り返った西岡。

予選3回戦の過去6連敗していた対K・エドモンド(英国)戦では、3本のマッチポイントをしのいで逆転勝利を決め、試合後自身の公式ツイッタ―で「勝った瞬間思わず涙が出ててきました。」と、つぶやいていた。

「もちろんやっぱり予選決勝の相手は勝ったことがなかったっていうのがあったので、そういった面ですごい嬉しかったですけど、5セットやったのが初めてなので、この(本戦)1回戦初勝利っていうのもまた嬉しかったですね。」と喜びを語り、最後に「(次戦も)頑張ります。」と、意気込みを述べてコートを去っていった。

西岡は、2回戦で第30シードのT・ベルッチ(ブラジル)と対戦する。

(コメントはWOWOWから抜粋)
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(2015年9月2日6時25分)

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