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ジョコ優勝、フェデラー撃破

テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は13日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのR・フェデラー(スイス)との頂上決戦を6-4, 5-7, 6-4, 6-4で制し、4年ぶり2度目の優勝を飾った。今回のタイトル獲得はキャリア通算55勝目、グランドスラムでは10度目の優勝となった。

>>全米オープン対戦表<<

雨により3時間ほど遅れて始まった決勝戦、ジョコビッチはバックハンド側にボールを集めてフェデラーの強烈なフォアハンドを封じた。第1セットの第4ゲームでは逆をつかれて転倒し、肘や膝などに怪我を負うアクシデントが起きた。

擦り傷を負ったジョコビッチだったが、その後は安定感のあるプレーを披露。今大会話題のブロックリターンからネットへつめてくるフェデラ−に対しても鮮やかなロブショットを決めた。

第2セットはフェデラーの反撃に遭いセットを落とし、その後もピンチを何度か迎えたジョコビッチだったが、王者の力を発揮してセットカウント3−1で優勝を決めた。

両者は今回が通算42度目の顔合わせで、対戦成績は21勝21敗となった。今大会前哨戦のシンシナティ・マスターズ決勝ではフェデラーがジョコビッチを圧倒していた。

今回の全米オープン優勝はジョコビッチにとって今季グランドスラム3勝目。今年は全豪オープン・ウィンブルドン・全米オープンを制している。全仏オープンは決勝でS・ワウリンカ(スイス)に逆転で敗れ、生涯グランドスラム達成を逃した。

一方、準優勝のフェデラーは7年ぶり6度目の全米制覇とはならなかった。2012年のウィンブルドンで優勝して以降、 フェデラーは四大大会のタイトル獲得に見放されている。

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(2015年9月14日11時40分)

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