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波乱フェデラー「とても悲しい」

男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード)は13日、シングルス2回戦が行われ、第2シードでディフェンディングチャンピオンのR・フェデラー(スイス)は予選を勝ち上がった世界ランク70位のA・ラモス=ヴィノラス(スペイン)に6-7 (4-7), 6-2, 3-6のフルセットで敗れる波乱に見舞われ、初戦で姿を消した。

>>上海マスターズ対戦表<<

両者は過去1度だけ対戦していた。それは2012年のウィンブルドンで、その時はセットカウント3−0のストレートでフェデラーが勝利するばかりか、ラモス=ヴィノラスにわずか3ゲームしか与えない完勝だった。加えて、ラモス=ヴィノラスはこの試合までトップ10選手との対戦を15戦全敗だったため、この日の勝利は自身初のトップ10選手からの勝利となった。

フェデラーは「いつも警戒はしている。対戦相手を甘くみたりしていない。このコートに立っている選手は皆世界中を回っているプロテニス選手。誰もが自分のやっていることを分かっているんだ。」と相手を見くびっての敗戦ではなかったと語っていた。

昨年の上海マスターズでフェデラーは、2年連続で苦しい初戦を行っていた。昨年は初戦となった2回戦でL・マイェール(アルゼンチン)と対戦し、5本のマッチポイントを握られる崖っぷちからの勝利だった。その試合を切り抜けたフェデラーは、その後タイトルを獲得した。

「ここ上海の初戦は、恒例のようにとても難しいものだとしか思えない。環境やコートの速さ、それにボールへ慣れるのに苦労している。昨年はちょっとラッキーだった。今年はそうはいかなかった。だから、とても悲しい気持ちさ。」とフェデラー。

この日の試合はフェデラーにとって、全米オープン決勝戦でN・ジョコビッチ(セルビア)に敗れてから、スイス代表として出場したデビスカップ以来の公式戦だった。

(STATS - AP)


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(2015年10月14日0時31分)

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