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ラドワンスカ 初のビッグタイトル

女子ツアー最終戦であるBNPパリバWTAファイナルズ・シンガポール(シンガポール、ハード)は1日、シングルス決勝が行われ、第5シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)が第4シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)を6-2, 4-6, 6-3のフルセットで下し、大会初優勝と同時に自身最大のタイトル獲得を果たした。

この最終戦では2012・2014年のベスト4進出が最高成績だったラドワンスカは「優勝出来るなんて、全く思ってもいなかった。」と試合後、涙ながらに語った。

ラドワンスカは、予選ラウンドロビンで1勝2敗の成績から優勝した初めての選手となり、ポーランド人選手としては初のチャンピオンとなった。

「予選の最初の2試合で負けていたけど、決して悪いプレーをしていたわけではなかった。その頃から環境やサーフェスにも段々慣れてきた。」と状況の変化を明かしていた。

第1セットを先取したラドワンスカは、第2セットでもゲームカウント3−1とリードしていたが、そこからクヴィトバの反撃され、その後の8ゲーム中7ゲームを奪われた。

ファイナルセット、ラドワンスカはクヴィトバにブレークを許してゲームカウント2−0とリードされたが、第6ゲームでブレークバックに成功しゲームカウント3−3のイーブンに戻す。その後、第8ゲームでこのセット2度目のブレークに成功したラドワンスカが2時間5分で勝利を手にした。

今季はこの大会までトップ5の選手から勝利していなかったラドワンスカ。しかし、今大会では予選から決勝戦まで3試合連続でトップ5選手を下してのタイトル獲得となった。世界ランク2位のS・ハレプ(ルーマニア)、同3位のG・ムグルサ(スペイン)、そして決勝戦では同5位のクヴィトバだった。

ラドワンスカは、2005年のA・モレスモ(フランス)以来となるグランドスラム優勝を獲得していない最終戦チャンピオンとなった。モレスモは、その翌年に全豪オープンとウィンブルドンを制している。

一方、準優勝となったクヴィトバは「第2セットは本当に良いテニスが出来て、そのセットを奪い返せた。そして彼女(ラドワンスカ)をちょっと追い込めた。」と試合を振り返った。

過去2度のウィンブルドン覇者であるクヴィトバは、これでラドワンスカとの対戦成績を6勝3敗とした。その内の5回は最終戦での対戦で、最終戦だけでは3勝2敗となった。

(STATS - AP)


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(2015年11月2日14時27分)

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