男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は4日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク7位で第6シードの
錦織圭(日本)は同32位の
J・シャーディ(フランス)を7-6 (7-4), 6-7 (6-8), 6-1のフルセットで下し、3回戦進出を決めた。
>>パリ・マスターズ対戦表<<今大会のシード選手は1回戦免除のため、錦織は今回が初戦となった。
センターコートの第1試合に組まれた初戦は、今年の全米オープンと同じブルーのウエアで登場した錦織。
第1セットではシャーディの強烈なサービスに圧倒され、ブレークチャンスを掴むも活かすことが出来なかったが、第11ゲームでブレークに成功。第12ゲームはブレークバックを許すも錦織がタイブレークを7−4で取り第1セットを先取。
錦織にとってはアウェーでの戦いとなったが、第2セットの第12ゲームでマッチポイントを握るも第1セット同様タイブレークへ。その後はシャーディに傾いた流れを引き戻せずセットカウントを1−1となる。
ファイナルセットでは、集中を取り戻した錦織が3度のブレークに成功し、その後も勢いに乗って勝利を手にした。
両者は今回が5度目の対戦で、錦織はシャーディとの対戦成績を3勝2敗とした。
3回戦では、第10シードの
R・ガスケ(フランス)と
L・マイェール(アルゼンチン)の勝者と対戦する。もしガスケが勝ち上がった場合、両者は6度目の対戦。錦織は過去5試合で1度も勝てておらず、今まで1セットしか取れていない苦手な相手との対戦となる。
錦織は昨年のBNPパリバ・マスターズでは準決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるも、ベスト4進出を果たした。
今季は3勝をあげているが、昨年準優勝を飾った全米オープンで
B・ペール(フランス)に敗れて初戦敗退、楽天オープン準決勝でまたもペールに屈した。その後の上海マスターズでは3回戦で
K・アンダーソン(南アフリカ)に敗れるなど勢いに欠けていた。
BNPパリバ・マスターズの前に出場予定だったスイス・インドアは肩の痛みにより欠場。今季の大会獲得ポイント上位8名のみが出場するATPワールドツアー・ファイナルの「RACE TO LONDON」(最終戦出場ランキング)で7位に位置していたが、スイス・インドアでガスケが敗れたことにより2年連続のツアーファイナル出場が確定した。
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