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男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル（イギリス/ロンドン、ハード）は２０日、グループ・イリ　ナスターゼの予選ラウンドロビンが行われ、第４シードのＳ・ワウリンカ（スイス）が第２シードのＡ・マレー（英国）を7-6 (7-4), 6-4のストレートで破り、３年連続の準決勝進出を果たした。

＞＞ツアーファイナル組合せ表＜＜

この試合、今年の全仏オープンを制したワウリンカが第１セットをタイブレークの末に先取する。

第２セットは第１ゲームでブレークしたワウリンカの勢いは更に増し、ネットに出るマレーの横を抜くパッシングショットを決めた。第８ゲームはブレークを許すも、第１０ゲームでは15-40からサービスキープしてゲームセットとなった。

両者は今回が１５度目の対戦で、ワウリンカは対マレー戦を７勝８敗とした。

初出場の２０１３年から３年連続の予選ラウンドロビン突破を決めたワウリンカは決勝進出が未だなく、２０１３年はＮ・ジョコビッチ（セルビア）、２０１４年はＲ・フェデラー（スイス）に阻まれている。

初の決勝進出をかけて準決勝では、グループ・スタンスミスで３戦全勝の１位通過を決めた第３シードのフェデラーと対戦する。両者は昨年のツアーファイナル準決勝でも対戦し、その時ワウリンカはマッチポイントを握るも敗れた。

今大会、フェデラーは予選ラウンドロビンで第１シードのジョコビッチ、第６シードのＴ・ベルディヒ（チェコ共和国）、第８シードの錦織圭（日本）に勝利している。

一方、敗れたマレーは３年ぶりのベスト４進出とはならなかった。ツアーファイナル後は２７日から行われるデビスカップ決勝戦でイギリスの７９年ぶりの優勝を目指す。決勝ではベルギーと対戦する。

同日に行われたグループ・イリ　ナスターゼの予選ラウンドロビンでは、第５シードのＲ・ナダル（スペイン）が第７シードのＤ・フェレール（スペイン）を逆転で下し、３戦全勝で決勝トーナメント進出を決めている。

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