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ジョコに立ちはだかるナダル

男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は21日の準決勝で、第1シードで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)は第5シードのR・ナダル(スペイン)と決勝進出をかけて対戦する。

>>ツアーファイナル組合せ表<<

両者は今回が通算46度目の対戦で、過去ジョコビッチから22勝23敗。

優勝候補のジョコビッチは今季だけで10勝をあげており、グランドスラムでは全豪オープン・ウィンブルドン・全米オープンの3大会で優勝。またBNPパリバ・マスターズでは3連覇を達成して、今大会へ乗り込んでいる。

グループ・スタン スミスの予選ラウンドロビン初戦では第8シードの錦織圭に完勝。しかし、第3シードのR・フェデラー(スイス)との2戦目ではストレートで敗れ、8月から続いていた連勝記録が23でストップした。また、インドアでの38連勝を更新することが出来なかった。

そして、19日に第6シードのT・ベルディヒ(チェコ共和国)にストレートで勝利し、グループ2位通過で4年連続6度目の準決勝進出を決めた。

一方、充実したシーズンを送るジョコビッチとは対照的に、今季ナダルは苦しい時期を過ごした。

歴代最多9度の優勝を誇る全仏オープンでは準々決勝でジョコビッチに敗れ大会2度目の敗戦を喫し、大会後には2005年以来 約10年ぶりとなる2桁台の10位へ転落。さらにウィンブルドンで2回戦敗退、全米オープンでは3回戦で2セットアップから逆転負け。

2004年以来11年ぶりにグランドスラム無冠のシーズンとなったナダルだったが、10月のチャイナ・オープンで準優勝を飾ってからは復活の兆しを見せている。

その後の上海マスターズでベスト4進出、スイス・インドアではフェデラーに敗れるも準優勝。そして11月9日に発表された世界ランキングで、約半年ぶりにトップ5へ浮上した。

かつての力を取り戻しつつある中で迎えた今大会、グループ・イリ ナスターゼの初戦で第4シードのS・ワウリンカ(スイス)、2戦目で第2シードのA・マレー(英国)、3戦目で第7シードのD・フェレール(スペイン)に勝利し、3戦全勝でグループ1位通過の決勝トーナメント進出を決めた。

史上初の4連覇を狙うジョコビッチにとって、好調なナダルと準決勝で対戦するのは大きな壁となる。

両者の準決勝は、日本時間21日の23時から開始される予定。

もう一方の準決勝はフェデラーとワウリンカのスイス勢同士の対決となった。両者は昨年のツアーファイナル準決勝でも対戦し、その時ワウリンカはマッチポイントを握るも敗れた。

21日のスケジュールは以下の通り。

第1試合 日本時間:21日 21時開始予定
R・ボパンナ(インド)/ F・メルゲア(ルーマニア)(ルーマニア)組 vs I・ドディグ(クロアチア)/ M・メロ(ブラジル)

第2試合 日本時間:21日 23時開始予定
N・ジョコビッチ vs R・ナダル

第3試合 日本時間:22日 3時開始予定
JJ・ロジェール(アンティル)/ H・テカウ(ルーマニア)組 vs B・ブライアン(アメリカ)/ M・ブライアン(アメリカ)

第4試合 日本時間:22日 5時開始予定
R・フェデラー vs S・ワウリンカ






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(2015年11月21日15時12分)

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