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錦織 フェデラー戦「完全燃焼」

男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)に2年連続で出場した世界ランク8位の錦織圭は23日に自身のブログを更新し、同3位のR・フェデラー(スイス)との対戦について「1年の最後の試合としては完全燃焼できました。」と綴った。

>>ツアーファイナル組合せ表<<

初出場した昨年のツアーファイナルでは、予選ラウンドロビンを突破して決勝トーナメントへ進出した錦織。

今年は第8シードでグループ・スタン スミスに入り、初日の予選ラウンドロビンで第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦。だが、2ゲームしか奪えずに完敗し「不安が残る1戦でした。」と当時についての心境を綴った。

続けて「悔やんでるヒマはなく気持ちをポジティブに持っていくことだけを考えました。」と錦織。

2戦目は過去の対戦で相性が良い第6シードのT・ベルディヒ(チェコ共和国)に7-5, 3-6, 6-3のフルセットで勝利し、グループ・スタン スミスで上位2選手が進出する準決勝へ望みを残した。

この結果、錦織が2年連続で4強入りするには、第3シードのフェデラーに勝利、さらにベルディヒがジョコビッチを破ることが条件となった。

迎えたフェデラーとの3戦目、錦織は第1セットを落とし、第2セットはゲームカウント1−4とされるも「希望を信じてプレーしてました。スキができるのを信じてリードされても諦めず戦いました。」と強い気持ちを持った錦織が5ゲーム連取する猛攻を見せ、セットカウント1−1とする。

しかし、ファイナルセットの第10ゲームでは「いい選択が僕よりできていました。」と綴るように、フェデラーを上回ることが出来はなかった錦織は最後スマッシュを決められ5-7, 6-4, 4-6のフルセットで敗れ、予選ラウンドロビン敗退が決まると同時に、今シーズンに幕が下りた。

2年連続の決勝トーナメント進出とはならなかったが「最後のフェデラー戦は負けてやっぱり悔しかったものの1年の最後の試合としては完全燃焼できました。」と2016年へつながる手応えを感じていた。

最後に「来年はもっといい1年になるように頑張ります!」と更なる飛躍を誓った。






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(2015年11月25日5時53分)

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