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テニスのグランドスラムである全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード）は２０日、女子シングルス２回戦が行われ、世界ランクの９４位の奈良くるみ（日本）は同５８位のＭ・ガスパリョン（ロシア）に4-6, 4-6のストレートで敗れ、２年ぶりの３回戦進出とはならなかった。

＞＞全豪オープン対戦表＜＜

初の対戦となったこの試合、奈良は第１セットの第１ゲームからブレークを許す展開となるも、徐々に調子を上げていき第６ゲームでブレークバックに成功。しかし、第７ゲームでガスパリョンに２度目のブレークを許してこのセットを落としてしまう。

第２セットでも先にブレークを許した奈良は、身長１８３センチのガスパリョンが放つ高い打点からのストロークや女子選手では珍しい片手バックハンドの力強いショットに対して先にミスを犯してしまう。その後も持ち前の粘りで必死に食らいつくも挽回の糸口を見出だせず敗れることとなった。

２４歳の奈良は、今大会の１回戦で世界ランク１４７位のＯ・ドダン（フランス）を7-6 (7-2), 6-2のストレートで下しての勝ち上がりだった。

昨年の全仏オープンからグランドスラムの４大会連続初戦突破となった奈良。四大大会では、２０１３年の全米オープンと２０１４年の全豪オープンの３回戦が最高成績となっている。昨年の全豪オープンでは１回戦でＡ・ラドワンスカ（ポーランド）に敗れた。

一方、勝利した２１歳のガスパリョンは今大会初の出場で、１回戦で第１７シードのＳ・エラーニ（イタリア）を破っての勝ち上がり。３回戦では、主催者推薦枠で出場のＸ・ハン（中国）とＹ・プチンセワ（カザフスタン）の勝者と対戦する。

また、今大会の日本勢で、男子は錦織圭（日本）が同日の２回戦で世界ランク１０３位のＡ・クライチェック（アメリカ）をストレートで下して３回戦進出。また、女子では予選から勝ち上がった１８歳の大坂なおみ（日本）が世界ランク１０４位のＤ・ヴェキッチ（クロアチア）にストレートで勝利して四大大会初出場で初の勝利をあげ、２回戦へ駒を進めている。

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