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2試合連続でアクシデント

テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/ メルボルン、ハード)は23日、女子シングルス3回戦が行われ、第20シードで元世界ランク1位のA・イバノビッチ(セルビア)は第15シードのM・キーズ(アメリカ)に6-4, 4-6, 4-6の逆転で敗れたが、その試合中にコーチが病院へ搬送されるアクシデントに見舞われた。

>>全豪オープン対戦表<<

イバノビッチは2回戦でも観客が階段から転げ落ちるアクシデントに見舞われており、試合が30分ほど中断していた。この日も第1セットを先取したイバノビッチが第2セットをゲームカウント1−0とリードした時点で起きた。

イバノビッチは「私のコーチよ」と叫んだ。それはイバノビッチのコーチであるN・シアーズだった。

シアーズは発作を起こして倒れ込んでしまい、一次中断を余儀なくされ両者はコートを去っていった。

再開された試合では、イバノビッチは2回戦のように勝利をものにすることは出来なかった。第2セットも第3セットも先にブレークしたのはイバノビッチだったが、そこからキーズに挽回を許した。

全豪オープンの大会主催者は、シアーズの詳しい状況は語っていなかったが、スタジアムのアナウンサーであるC・ウィリスは観客へ「シアーズは、ご覧の通り発作を起こしてしまいました。彼は病院にいますが、いつものように冗談を言いながら、病室で試合を観戦しています。彼は大丈夫です。」と状況を語っていた。

シアーズは他コートで試合を行っていたA・マレー(英国)の義理のお父さんでもあった。マレーの試合は中断されなかったが、実の兄でダブルス・プレーヤーであるJ・マレー(英国)がシアーズの状態を追っていたとイギリスのメディアは伝えていた。

イバノビッチとキーズは試合後に、通常行われるオンコート・インタビューをスキップしていた。この日の試合で勝利したマレーもインタビューは受けず、すぐに病院へ向かった。

マレーの妻であるキムは、来月始めにも第一子を出産する予定でいる。そのため、マレーは予定が早まって出産を迎えたら、全豪オープン期間中でもイギリスへ戻り、出産に立ち会うと大会前から語っていた。

この日マレーは、第32シードのJ・ソウサ(ポルトガル)を6-2, 3-6, 6-2, 6-2で退けていた。

(STATS - AP)

>>WOWOWで全豪オープン実況中!吉崎仁康氏による現地レポート<<






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(2016年1月24日16時04分)

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