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涙マレー初V逃す 妻の出産へ

テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は31日、男子シングルス決勝戦が行われ、第2シードのA・マレー(英国)は第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)に1-6, 5-7,6-7 (3-7)のストレートで敗れ、大会初優勝を逃した。

>>全豪オープン対戦表<<

全豪オープンの決勝戦で5度目の敗戦を喫したマレー。グランドスラムの同一大会で5度の準優勝は、1980年代でI・レンドル(アメリカ)が全米オープンで5度の準優勝だった以来、2人目の選手となった。レンドルは全米オープンで3度の優勝も飾っている。

28歳のマレーは、いくつかの不安も抱えながら今大会へ挑んでいた。臨月を迎えている妻をイギリスへ残し、大会期間中にはその妻の父であるマレーの義父が倒れ病院へ搬送されるアクシデントにも見舞われていた。

「この大会では、とても厳しい状況の中での戦いを強いられた。」と語るマレーは、サポートしてくれたチームへ感謝の気持ちを話し、これからは来月に第一子の出産を控える妻のキムのことを考える時がきた。

「この2週間、多くの応援に感謝している。明日の飛行機でイギリスへ帰るよ。」と目に涙を浮かべながらコメントした。

前日、マレーは深夜1時まで実の兄であるJ・マレー(英国)の男子ダブルス決勝戦を観戦し応援していた。その甲斐あって、兄のジェイミーはB・ソアレス(ブラジル)と初優勝を飾っていた。

(STATS - AP)






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(2016年2月1日7時36分)

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