男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップ ワールドグループ1回戦が3月4日から6日に世界各地で開催される。世界ランク6位の
錦織圭率いる日本は昨年優勝国のイギリスとアウェーで対戦する。
日本は昨年、ワールドグループ1回戦でM・ラオニチ率いるカナダと対戦し、エースの錦織がシングルスで2勝をあげるも2−3で敗れた。その後、ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)でコロンビアと対戦し、シングルスで錦織が2勝、
ダニエル太郎が1勝をあげる底力を見せて、ワールドグループ残留を果たした。
現在、錦織ら日本代表メンバーは現地で練習を開始。現地では、対戦相手イギリスのエースである世界ランク2位の
A・マレー(英国)と錦織が握手を交わす場面もあった。
昨年79年ぶりに優勝したイギリスと初戦で顔を合わせる日本。厳しい戦いが予想されるが、近年日本人選手が着実にレベルアップしてきていることを感じているからか、日本の勝利を期待せずにはいられないだろう。
日本がイギリスに勝利した場合、準々決勝では世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)率いるセルビアとカザフスタンの勝利した国と対戦する。
さらに、日本以外の対戦も見逃せない。
世界ランク9位の
JW・ツォンガ(フランス)率いるフランスは、同13位のM・ラオニチを擁するカナダと対戦。フランスはツォンガの他に、同10位の
R・ガスケ(フランス)、同17位の
G・モンフィス(フランス)、同19位の
G・シモン(フランス)が選出され、メンバーをシングルスのトップ20選手で固めてきた。
対するカナダは、今年1月の全豪オープンで大会初のベスト4進出を果たしたラオニチを筆頭に、世界ランク44位の
V・ポスピシル(カナダ)、同245位の
F・ダンチェビッチ(カナダ)、ダブルスの世界ランク12位の
D・ネスター(カナダ)の4選手で迎え撃つ。
今年の全豪オープンで現役を引退し、デ杯の監督として再びコートに戻ってくる元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)。そのヒューイットが仕切るチーム・オーストラリアは、アメリカと対戦する。
オーストラリアの代表メンバーは世界ランク20位の
B・トミック(オーストラリア)、同27位の
N・キリオス(オーストラリア)、同77位の
S・グロス(オーストラリア)、ダブルスの世界ランク8位の
J・ピアース(オーストラリア)の4選手を選出。しかし、キリオスが体調不良のため、代わりにヒューイットが試合に出るのではないかという憶測が飛んでいる。
アメリカの代表メンバーには、世界ランク11位の
J・イズナー(アメリカ)、同24位の
J・ソック(アメリカ)、ダブルス巧者である
B・ブライアン(アメリカ)と
M・ブライアン(アメリカ)の4選手が選出された。
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