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ナダル初戦敗退 波乱相次ぐ

男子テニスのマイアミ・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード)は26日、シングルス2回戦で、第5シードのR・ナダル(スペイン)が世界ランク94位のD・ズムル(ボスニア)との対戦中、6-2, 4-6, 0-3とリードを許した時点で棄権を申し入れ、まさかの初戦敗退となった。

>>マイアミ・オープン 対戦表<<

この試合、第1セットを先取したナダルだったが、第2セットを4−6で落としてセットカウント1−1に。その後、2度のブレークを許した時点で体調不良を理由に棄権。1時間50分で2回戦敗退となった。

さらに、ナダルはF・ベルダスコ(スペイン)とのペアで出場していたダブルスも2回戦で棄権とした。

マスターズ大会歴代最多となる27度の優勝を誇るナダルは、過去のマイアミオープンでは4度決勝に進出するも、未だタイトル獲得には至っていなかった。また、今大会第1シードで出場しているN・ジョコビッチ(セルビア)が優勝すると通算28度目のタイトル獲得となり、最多優勝の座を明け渡すこととなる。

先日まで行われていたBNPパリバ・オープンでは準決勝でジョコビッチに敗れるも、錦織圭(日本)らを下してのベスト4進出だった。

同日行われた試合では第4シードのS・ワウリンカ(スイス)が世界ランク51位のA・クズネツォフ(ロシア)に4-6, 3-6のストレートで敗れる波乱に見舞われた。ナダルとワウリンカは同じボトムハーフの上半分に位置しており、勝ち進むと準々決勝で対戦する組み合わせとなっていた。また、25日には第3シードのR・フェデラー(スイス)も胃のウイルス性疾患により、2回戦で棄権としていた。

一方、勝利したズムルは2回戦で第30シードのT・ベルッチ(ブラジル)を破った世界ランク90位のM・ククシュキン(カザフスタン)と3回戦で対戦する。




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(2016年3月27日9時08分)

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