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落胆ジョコ「敗戦は既に過去」

男子テニスツアーのモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は13日、シングルス2回戦が行われ、大会2連覇を狙っていた第1シードで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)は同55位のJ・ヴェセリ(チェコ共和国)に4-6, 6-2, 4-6のフルセットで敗れる波乱に見舞われ、初戦で姿を消した。

>>モンテカルロ・マスターズ対戦表<<

今大会は上位8シードが1回戦免除のため、この日の試合がジョコビッチの今季クレーコート・シーズン初戦だった。今回は、これまで1度もトップ10選手から勝利を飾れていなかったヴェセリに敗れる大番狂わせに巻き込まれた。

「本当に本当に悪いプレーだった。全くフレッシュな気持ちになれなかった。」と語るジョコビッチは、このところ絶好調だった。

マスターズでの敗戦は、昨年の8月以来。それ以降は出場した10大会中9大会で優勝を飾った。それには2度のグランドスラム、マスターズでは4大会連続優勝、加えて昨年のツアー最終戦の優勝も含まれている。

「これで負けない選手はいないことの証明にもなった。敗戦を簡単に受け入れられないけど、対戦相手を祝福しなければならない。」とジョコビッチは悲痛な想いを語った。

2015年のシーズンが始まってから、ここまで21大会中19大会で決勝へ進み、15大会で優勝していたジョコビッチ。そして今シーズンもこの大会まで28勝1敗の成績を叩き出していた。2週間前に優勝を飾ったマイアミ・オープン男子では、1セットも落とさない完全優勝だった。

ジョコビッチがマスターズの2回戦で敗退したのは、2013年5月のマドリッド・オープンまでさかのぼる。

今季ここまでの唯一の敗戦は、2月のドバイ大会の準々決勝。F・ロペス(スペイン)と対戦していたジョコビッチだったが、第1セットを落としたところで目の炎症により棄権を申し入れての敗戦だった。この日のジョコビッチは本来のプレーではなかったが、誰もが負けるとは想像していなかった。

「これからは長い休養がとれる。その期間で精神的に有意義に過ごそうと思っている。」とジョコビッチ。

「前へ進まなければならない。この敗戦は既に過去のもの。今季ここまでは最高のスタートが切れていた。」

今回は、2010年6月の芝大会の3回戦で当時世界ランク74位のX・マリス(ベルギー)に敗れて以来となる低いランキングの選手からの敗戦だった。

(STATS - AP)






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(2016年4月14日10時09分)

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