男子テニスツアーの下部大会である台北チャレンジャー(台湾/台北、カーペット、ATPチャレンジャー)は25日、シングルス1回戦が行われ、予選勝ち抜いた世界ランク445位の
吉備雄也が第2シードで同80位の
S・グロス(オーストラリア)を1-6, 7-6 (7-2), 6-4の逆転で破る金星をあげ、2回戦進出を果たした。
この試合、吉備は第1セットを落とし、第2セットでもグロスの強力なサービスに苦戦する。その後はタイブレークの末に第2セットを取り、セットカウント1−1とすると流れは徐々に吉備に傾く。
そして、ファイナルセットでは1度のブレークに成功し、1時間51分で勝利した。
2回戦では世界ランク288位のL・ブローディ(英国)と対戦する。
今年、吉備は2月の島津全日本室内テニス選手権大会でベスト4進出。その後、3月のフューチャーズで2度決勝に進出している。
一方、敗れたグロスは今年の全豪オープンで2回戦へ進出。昨年のシティ・オープンでは準々決勝で
錦織圭に敗れるも、
T・ベルッチ(ブラジル)、
V・トロイキ(セルビア)、
F・ロペス(スペイン)に勝利して8強入りした。世界ランキングの自己最高は2015年の8月に記録した53位。
また、193センチのグロスは2012年の下部大会で時速263キロのサービスを叩き出しており、これは世界最速記録となっている。
その他の日本勢では、第3シードの
伊藤竜馬が2回戦進出。第7シードの
添田豪と
関口周一は初戦敗退で、既に姿を消している。
第4シードの
杉田祐一は同日のシングルス1回戦で世界ランク178位の
A・クドリャフツェフ(ロシア)と対戦する。
■関連ニュース■
・錦織 次戦はサーブ記録保持者・かしわ国際 吉備が田沼下す・複V今井 慎太郎 今季目標は?