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【速報】錦織 大苦戦も16強

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会6日目の27日、男子シングルス3回戦が行われ、第5シードの錦織圭は世界ランク52位のF・ベルダスコ(スペイン)に大苦戦を強いられるも6-3, 6-4, 3-6, 2-6, 6-4のフルセットで下し、2年連続のベスト16進出を果たした。

>>全仏オープン対戦表<<

第1セットから互いにブレーク合戦となったこの試合、第1・第2セットを連取して勝利に王手をかけた錦織。しかし、第3セットでベルダスコの絶妙なドロップショットに苦戦しこのセットを落とすと、勢いに乗ったベルダスコを止められず勝敗はファイナルセットへ。

その後、両者一歩も譲らない接戦を繰り広げる中、錦織が第5ゲームでブレークに成功。力強いガッツポーズで自身を奮い立たせると、試合の流れは錦織に傾き、第10ゲームのサービングフォーザマッチを取りきって勝利を手にした。

4回戦では、第9シードのR・ガスケ(フランス)と対戦する。ガスケは、同日の試合で第17シードのN・キリオス(オーストラリア)をストレートで下しての勝ち上がり。

昨年の全仏オープンでは日本男子で1933年の佐藤次郎以来82年ぶりとなるベスト8進出の快挙を成し遂げた錦織。今年はグランドスラム初優勝を狙う。

グランドスラムでは2014年の全米オープンで自身初の決勝進出を果たし、M・チリッチ(クロアチア)に敗れるも準優勝を飾っている。

今季のクレーコート・シーズンでは4月のバルセロナ・オープン決勝でR・ナダル(スペイン)に敗れ3連覇を逃すも準優勝。5月のマドリッド・オープンとBNLイタリア国際では世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)に屈するもベスト4へ進出した。

ボトムハーフ(対戦表の下半分)に位置する錦織は今大会、シード勢が順当に勝ち進んだ場合、準々決勝では第2シードのA・マレー(英国)と対戦する組合せとなっている。

一方、敗れた32歳のベルダスコはキャリア通算7大会で優勝。2009年の全豪オープンではベスト4へ進出した。



敗れたF・ベルダスコ







■関連ニュース■ 

・錦織 ジョコ、ナダル抑え1位
・錦織ブロックのシードが欠場
・錦織とマレーが対称的
(2016年5月28日0時39分)

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