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快進撃の24歳 前哨戦から12連勝

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の女子シングルスで、準決勝進出を決めた世界ランク58位のK・ベルテンス(オランダ)のシンデレラ・ストーリーは5月15日から行われたニュルンベルク・カップ(ドイツ/ニュルンベルク、レッドクレー、WTAインターナショナル)から始まっていた。

>>全仏オープン 女子対戦表<<

現在24歳のベルテンスは、ニュルンベルク・カップで予選から出場して勝ち上がると、本戦2回戦で第1シードだったR・ビンチ(イタリア)を下すなどの快進撃で自身2度目の優勝を飾っていた。

その大会から現在まで12試合連続勝利を飾っているベルテンスは、今大会でグランドスラム初となるベスト4入りを果たし、決勝進出をかけて世界ランク1位のS・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。ここまでの勝ち上がりでベルテンスは、55万5000ドル(約6080万円)を獲得している。

ベルテンスは「最高の冗談以外ない。」と、この数週間での出来事を振り返る。ニュルンベルクでは予選2試合を勝ち抜くと、本戦でも5試合全て勝利しタイトルを獲得。そしてその快進撃は全仏オープンでも続いている。ここまで4人のシード選手を下して準決勝進出。準々決勝でも第8シードのT・バシンスキー(スイス)を7-5, 6-2のストレートで下した。

「信じられない。」とベルテンス。「家族全員が応援に来てくれた。そして今日の試合には友達も観に来てくていた。」

「信じられる?と聞きたかった。なぜなら、自分が信じられないから。両親もこれが現実だとは思えないと言っていたけど、実際に起こっていること。」とその喜びを表していた。

ベルテンスは過去に1度だけセリーナと対戦していた。それは昨年の全米オープン2回戦で、その時はセリーナが7-6(7-5), 6-3で勝利した。セリーナはその時の対戦を振り返り「とてもタフな試合だった。ビッグ・サービスとフォアハンドを持っている。」とベルテンスについて語っていた。

両者の準決勝は、大会13日目の3日にセンターコートであるコート・フィリップ・シャトリエの第1試合に予定されている。

(STATS - AP)






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