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ティエム ジョコ戦「違う次元」

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会12日目の2日、男子シングルス準々決勝が行われ、第13シードのD・ティエム(オーストリア)が第12シードのD・ゴファン(ベルギー)を4-6, 7-6 (9-7), 6-4, 6-1の逆転で下し、グランドスラム初の準決勝進出を決めた。

>>全仏オープン 対戦表<<

第1セットをゴファンに奪われたティエムは、第2セットのタイブレークでもゴファンにセットポイントを握られていた。

「第2セットでは、この試合に勝てるとは思っていなかった。なぜならそこまでは彼(ゴファン)に主導権を握られていたから。彼のリターンはとても良かったから、どうしたら良いか分からなかった。ミスもほとんどしていなかった。」とティエムは振り返っていた。

第3セットもゲームカウント2ー4とリードされていたティエムは、そこから挽回し流れを掴むと、その後はゴファンに反撃を許さず、グランドスラムで自身初となるベスト4入りを果たした。

「現実だとは思えない」と喜びを語るティエムは、準決勝では第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。

「考えられないくらいタフな試合になると思う。彼(ジョコビッチ)は今、他の選手とは違う次元にいると感じている。」とジョコビッチとの対戦について語っていた。

ジョコビッチはこの日行われた準々決勝で第7シードのT・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-3, 7-5, 6-3のストレートで下した。この勝利でジョコビッチはグランドスラムで30度目の準決勝進出となった。これはオープン化以降、R・フェデラー(スイス)の39度、J・コナーズ(アメリカ)の31度に次ぐ記録となる。

(STATS - AP)






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(2016年6月3日16時49分)

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