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苛立ちマレー 線審に文句

男子テニスツアーのAEGON選手権(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は大会6日目の18日、シングルス準決勝が行われ、第1シードのA・マレー(英国)が第5シードのM・チリッチ(クロアチア)を6-3, 4-6, 6-3のフルセットで下し、大会史上最多5度目の優勝へあと1勝と迫った。

>>AEGON選手権 対戦表<<

1890年から開催されている歴史あるAEGON選手権。これまでの最多優勝は4度で、それはJ・マッケンロー(アメリカ)Bo・ベッカー(ドイツ)L・ヒューイット(オーストラリア)A・ロディック(アメリカ)、マレーが記録していた。

この試合、マレーはほぼスタートからイライラを募らせ、線審のコールにも文句を言う場面が多々見られたが、徐々に試合の主導権を握った。

AEGON選手権で2度優勝している元世界ランク1位のI・レンドル(アメリカ)がコーチとして見守る中、マレーは第3ゲームでチリッチのフォアハンドのミスを誘ってブレークし、ゲームカウント2−1とリード。続くゲームで4度のブレークピンチを切り抜け、第9ゲームではラブゲームで2度目のブレークに成功してこのセットを先取した。

第2セット、マレーは第7ゲームでこの試合初めてチリッチにブレークされ、ゲームカウント3−4とリードを許した。続くゲームで3度のブレークバックのチャンスを逃したマレーは、フラストレーションを露にした。

勝敗を決めるファイナルセットでは、2012年のAEGON選手権チャンピオンであるチリッチにゲームカウント3−0とリードして主導権を握り、1時間58分で勝利を決めた。

マレーは決勝戦で、B・トミック(オーストラリア)を6-4, 6-4で退けた第3シードのM・ラオニチと対戦する。

(STATS - AP)






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(2016年6月19日12時28分)

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