テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は大会初日の27日、女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク93位の
奈良くるみが同58位の
M・ブレングル(アメリカ)を6-2, 6-7 (5-7), 6-3のフルセットで下し、3年連続の初戦突破を果たした。
>>ウィンブルドン対戦表<<この試合、奈良は第1セットの序盤から主導権を握り第2ゲームで早くもブレークに成功し、このセットを先取。第2セットではブレングルに先にブレークを許すも、第10ゲームでブレークバックし、タイブレークに突入する。しかし、このセットをカウント5−7で落として勝敗はファイナルセットへもつれ込む。
その後、ファイナルセットに入ってから更にギアを上げた奈良は4度のブレークに成功。ブレングルを圧倒し、2時間20分で勝利を手にした。
しかし試合終了後、奈良は緊張の糸がほどけたように膝から崩れ落ち、立ち上がれない場面も見られた。
今回の勝利により、奈良は対ブレングル戦を3勝1敗とした。
2回戦では、同日の試合で第25シードの
I・C・ベグ(ルーマニア)を下した世界ランク109位の
C・ウィットフェフト(ドイツ)と対戦する。
奈良は今季、芝シーズンに入ってから早期敗退が相次いでいたが、今大会で調子を取り戻している。
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