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ジョコ GS勝利30「驚かない」

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)がA・マンナリノを6-4, 6-3, 7-6 (7-5)のストレートで退けて3回戦進出と同時に、四大大会連続勝利数を30へ伸ばした。

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この日、雨のため屋根が閉じられたセンターコートに登場した前年度チャンピオンのジョコビッチ。この連勝を上回るのは、R・レーバー(オーストラリア)の31回とD・バッジの37回の2人だけ。

30回の区切りの勝利を飾ったことを問われたジョコビッチは「それほど驚いていない。自分自身に多くの期待を抱いているから。でも、誰もが憧れるグランドスラムの舞台でこうして安定して高い成績をおさめられていることに、とても嬉しく思っている。確実に誇りに思える数字」と率直な感想を述べていた。

2015年の全仏オープン決勝戦でS・ワウリンカ(スイス)に敗れたのがグランドスラムで最後に喫した敗戦。今大会はウィンブルドン4度目、グランドスラム5大会連続、自身13度目の四大大会優勝を目指している。

世界ランク55位でサウスポーのマンナリノに、試合を通してほとんど苦戦を強いられることなく勝利したジョコビッチ。完敗のマンナリノは、この日が28歳の誕生日だったが、勝利を飾ることは出来なかった。

第3セット、ジョコビッチはゲームカウント5−4からサービング・フォー・ザ・マッチを迎えるも、2度のダブルフォルトを犯すなどでマンナリノにこの試合初めてブレークを許してしまった。

冷静さを取り戻したジョコビッチは、迎えたタイブレークでは5−2とリード。その2ポイント後には、マンナリノが放ったドロップショットを追いかけて芝で足を滑らせた仰向けに倒れる場面があり、そのガッツ溢れるプレーに会場から大歓声が送られた。

立ち上がりプレーを再開したジョコビッチは、その3ポイント後に強烈なターンをマンナリノへ返してゲームセット。

「屋根が閉じた会場は、より特別な雰囲気になる。歓声や拍手がより一層大きく感じる。第3セットの5−4で試合を終えられなかった時など、観客は大いに盛り上がっていた。そんな雰囲気をとても楽しんで戦えた」と試合を振り返った。

3回戦では第28シードのS・クエリー(アメリカ)T・ベルッチ(ブラジル)の勝者と対戦する。この試合は、クエリーが6-4, 5-2とリードした時点で30日へ順延となっている。

(STATS - AP)






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(2016年6月30日14時34分)

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