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リオ五輪 TOP10で5選手欠場

スタン・ワウリンカ
全仏オープン時のワウリンカ
画像提供: tennis365.net
イギリスのBBCは2日、リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)にスイス代表して出場が決まっていた世界ランク4位のS・ワウリンカ(スイス)が、怪我により急遽欠場すると報じた。

31歳のワウリンカは、前週のロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)でベスト4進出を果たしたが、その大会期間中に腰の怪我を悪化させてしまった。

これで世界ランクトップ10選手中5選手が欠場することになった。R・フェデラー(スイス)T・ベルディヒ(チェコ共和国)M・ラオニチ(カナダ)D・ティエム(オーストリア)が既に欠場を表明している。

14度グランドスラムを優勝している30歳のR・ナダル(スペイン)は、5月に出場した全仏オープン以降、手首の怪我の治療により公式戦の舞台に立っていないが、オリンピックへ出場出来るまでの回復が認められたため予定通り出場する。

ナダルは、男子シングルス・ダブルスに加え、ミックスダブルスにもエントリーするとみられている。

ワウリンカは6月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)2回戦で、怪我から復帰したJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に敗れた。その時、デル=ポトロの世界ランキングは165位だった。

スイス・チームとして、今回のワウリンカの欠場は大きな痛手となる。それは、34歳で世界ランク3位のフェデラーが膝の怪我のため、既に欠場を決めていたからだ。フェデラーは2012年のロンドン・オリンピック(イギリス/ロンドン、芝)では男子シングルスで銀メダルを獲得していた。

ワウリンカの欠場から、当初の6選手だったスイス・チームは、M・ヒンギス(スイス)T・バシンスキー(スイス)の2人だけとなってしまった。ヒンギスは最後にオリンピックへ出場したのは1996年のアトランタ・オリンピックで、20年ぶりの出場となる。

世界ランク7位のラオニチと同8位のベルディヒは、いずれもジカ熱への不安から欠場を決めた。

イギリス男子ナンバー1で、2012年のロンドン・オリンピック男子シングルス金メダリストであるA・マレー(英国)は、欠場する選手たちを労りつつも、それでもオリンピックの顔ぶれは十分にトップクラスだとするコメントを出していた。

「ロジャー(フェデラー)やスタン(ワウリンカ)の欠場はとても悲しい。2人とも素晴らしい選手で、このようなビッグ・イベントで優勝を争える選手でもある。そんな2人がいないのは本当に残念でならない」と自身の見解を述べた。






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(2016年8月3日14時39分)

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