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全米初の屋根閉じる ナダル勝利

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は31日、男子シングルス2回戦が行われ、第4シードのR・ナダル(スペイン)A・セッピ(イタリア)を6-0, 7-5, 6-1のストレートで下し、3回戦へ進出。その試合は、全米オープンで初めて移動式の屋根が閉じられて行われた。

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1億5000万ドル(約150億円)をかけて設置された移動式屋根が初めて使用されたのは、第2セットのゲームカウント3−3の時だった。屋根を閉じるために中断された試合だったが、7分半もかからずに再開された。

「屋根が閉じても、開いた時と状況はほとんど変わらなかった」とナダルは、閉じられた屋根の下での試合の印象を語った。

最大の違いと言えば、観客から発せられる声援が反響することで、ポイント間でさえ響き渡っていた。

全米テニス協会(USTA)のG・スミス会長は、大会関係者へそのことを更に考慮するよう伝えると語った。

「ここはニューヨーク。もちろん、観客の声援はある。観客にはたくさん訪れてもらいたいし、興奮もして欲しいし、応援もして欲しい。観客にも選手にも、状況に慣れてもらう必要がある。屋根を閉じると、開いている時より音が反響するのは当たり前」

屋根が閉じる前でさえ、主審を務めたC・ムーリエから観客へ、プレー中は静かにするように再三注意する場面があった。ナダルもセッピも、観客がなかなか席に着かなかったり、大声を発したりしたことで、何度もプレーに支障を来したことに驚いていた。

「ニューヨークの人々はきっと、バスケットボールの試合などの観戦に慣れているから、プレー中に声を出してしまうんだと思う。本当に何度も声が聞こえた」とセッピもプレー中の観客のマナーについて話した。

かすかに雨が降り始めた中でナダルとセッピはプレーを続けていた。大会レフリーのB・アーレイは雨の状況をコートサイドから確認し、コートの状態を見ていたが、最後は主審を務めていたムーリエに歩み寄り、そして選手2人にも屋根を閉じたいとする意向を伝えていた。

「きっと、ほとんど時間はかからないでしょう。皆様のご協力、ありがとうございます」とムーリエは観客へも屋根を閉じることを伝えた。

すると観客からは拍手が起こると同時に、携帯を取り出し屋根が閉じるところを撮影しようと構えた。

全米テニス協会が行った大会前のテストでは、屋根を開いた状態と閉じた時では、ほとんどプレーに対する変化はないはずだとしていた。

この日の試合以前に屋根を使用したのは、月曜日のナイトマッチ直前に行われたオープニング・セレモニーの時だったが、フィル・コリンズが「In the Air Tonight」を歌っている間に屋根は再び開かれて、その後に試合が行われた。

全米オープンは雨のためにスケジュールが崩れた影響で、2008年から2012年の5年連続で男子シングルス決勝戦が予定された日曜日から翌日の月曜日へ延期されていた。

そのため、全米テニス協会はメイン・スタジアムに移動式屋根の設置を決定。そして今年の大会が、その屋根を設置して初めて開催される大会となっていた。

「良いショーにもなるし、ファンも心地良く感じるだろうし、テレビで見ているファンにもそうだろう。素晴らしい改善だと思う」とナダルは、この設置された移動式の屋根について述べた。

「この決断に至るまでには、10年以上の月日を要した。屋根の設置は、資金的に可能となり、建築学的にも理想的で、コストも良かった。やっと設置に至った。全く問題もなく屋根の使用が出来たことは、本当に素晴らしい」とスミス会長は想いを述べた。

(STATS - AP)






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