男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)は14日、シングルス準々決勝が行われ、昨年覇者で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が予選勝者で世界ランク110位の
M・ズベレフ(ドイツ)に大苦戦を強いられるも3-6, 7-6 (7-4), 6-3の逆転で勝利し、5年連続のベスト4進出を果たした。
>>上海マスターズ対戦表<<この試合、第1セットの第3ゲームでズベレフにブレークを許したジョコビッチは、3度のブレークチャンスを掴むも取り切れず、このセットを落とす。
続く第2セットでは両者2度のブレークからタイブレークに突入し、ジョコビッチが7−4で取ってセットカウント1−1に。
その後、ペースを掴んだジョコビッチはファイナルセットの第1ゲームから3ゲーム連取に成功。ズベレフに挽回を許さず、迎えたマッチポイントを取り切って2時間20分で勝利した。
準決勝では、第15シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)と対戦する。バウティスタ=アグは同日の試合で第9シードの
JW・ツォンガ(フランス)を下しての勝ち上がり。
前週のチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)を肘の怪我で欠場したジョコビッチは、今大会が8月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)以来の復帰戦。
過去の上海マスターズでは2012・2013・2015年に優勝。昨年は決勝でツォンガをストレートで下した。
一方、敗れたズベレフは世界ランク21位で19歳の
A・ズベレフ(ドイツ)の兄。今大会は予選2戦を勝ち抜き、本戦では1回戦でZ・ザン、2回戦で第12シードの
N・キリオス(オーストラリア)、3回戦で
M・グラノジェルス(スペイン)を破っての勝ち上がりだった。
また、今大会は上位シード勢の早期敗退が相次いでおり、第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)、第4シードの
R・ナダル(スペイン)、第5シードのM・ラオニチ、第6シードの
G・モンフィス(フランス)、第7シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、第8シードの
M・チリッチ(クロアチア)はベスト8を前に姿を消している。
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