男子テニスの国別対抗戦デビスカップ決勝 クロアチア対アルゼンチン(クロアチア/ザグレブ、ハード)は25日にシングルス2試合が行われ、
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が
I・カルロビッチ(クロアチア)を6-4, 6-7 (6-8), 6-3, 7-5で下して1勝目をあげ、初日は1勝1敗で終えた。
この日の第1シングルスでアルゼンチンから
F・デルボニス(アルゼンチン)が出場したが、
M・チリッチ(クロアチア)に3-6, 5-7, 6-3, 6-1, 2-6のフルセットで敗れた。
迎えた第2シングルスでデル=ポトロはカルロビッチから第1セットを先取。第2セットのタイブレークでは6−4と2本のセットポイントを握ったが、ホームの声援を受けるカルロビッチに4ポイント連続で取られ、セットカウント1−1に追いつかれる。
第3セットも一進一退の攻防が続く中、第8ゲームでブレークに成功してセットカウント2−1とリードすると、第4セットは第11・第12ゲームを連取して終止符を打った。
この試合でデル=ポトロはファーストサービスが入った時に90パーセントの高い確率でポイントを獲得し、カルロビッチに1度もブレークチャンスを与えなかった。
今大会は最終日の27日にチリッチとのエース対決に臨む予定。
元世界ランク4位のデル=ポトロは、今年2月に手首の怪我から復帰。8月のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)は
N・ジョコビッチ(セルビア)や
R・ナダル(スペイン)らを破り、銀メダルを獲得した。
10月のイフ・ストックホルム・オープン(ストックホルム/スウェーデン、ハード、ATP250)では2014年1月のアピア国際シドニー(オーストラリア/シドニー、ハード、ATP250)以来となる優勝を果たし、キャリア通算19勝目をあげている。
【大会1日目】
・シングルス第1試合:M・チリッチ 6-3, 7-5, 3-6, 1-6, 6-2 F・デルボニス
・シングルス第2試合:I・カルロビッチ 4-6, 7-6 (8-6), 3-6, 5-7 J・M・デル=ポトロ
【大会2日目】
・ダブルス第1試合:
I・ドディグ(クロアチア)/ F・スクゴール(クロアチア) vs L・マイェール/
G・ペラ(アルゼンチン)【大会3日目】
・シングルス第1試合:M・チリッチ vs J・M・デル=ポトロ
・シングルス第2試合:I・カルロビッチ vs F・デルボニス
デビスカップは、初日に各国1位の選手と2位の選手によるシングルスをそれぞれ行う。2日目にダブルス1試合、最終日の3日目は両国1位と2位同士のシングルス2試合の合計5試合が行われ、3勝した国が勝利する。
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