男子テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ準々決勝、オーストラリア対アメリカ(オーストラリア/ブリスベン、ハード)は9日、リバース・シングルス第1試合が行われ、世界ランク16位の
N・キリオス(オーストラリア)が同25位の
S・クエリー(アメリカ)を7-6 (7-4), 6-3, 6-4のストレートで下し、地元オーストラリアの地でチームをベスト4進出へ導いた。
オーストラリアは初日のシングルスで2勝をあげて準決勝進出へ王手をかけるも、2日目のダブルスを落として2−1で最終日を迎えていた。
この日、キリオスは当初出場予定だった
J・ソック(アメリカ)に代わり登場したクエリーと対戦。第1セットをタイブレークの末に先取すると、続く第2セット以降で流れを掴み、2時間5分で勝利を手にした。
勝利の瞬間、キリオスはチームメイトと抱き合って喜びを表していた。
オーストラリアは、今大会のワールドグループ1回戦でチェコと対戦し、デビスカップ初選出となった22歳の
J・トンプソン(オーストラリア)がシングルスで2勝をあげる活躍で2年ぶりのベスト8進出を決めていた。
オーストラリアがデビスカップで最後に優勝したのは2003年。その時は
L・ヒューイット(オーストラリア)、
M・フィリプーシス(オーストラリア)らが
J・C・フェレーロ(スペイン)、
C・モヤ(スペイン)らスペインを下して28度目の優勝を果たした。
元世界ランク1位のヒューイットは、2016年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を最後に現役引退。その後、デビスカップ オーストラリア代表の監督に就任した。
オーストラリアとアメリカの組み合わせは、以下の通り。
【大会1日目】
シングルス第1試合:J・トンプソン 6-3, 3-6, 7-6 (7-4), 6-4 J・ソック
シングルス第2試合:N・キリオス 7-5, 7-6 (7-5), 7-6 (7-5)
J・イズナー(アメリカ)【大会2日目】
ダブルス第1試合:
S・グロス(オーストラリア)/
J・ピアース(オーストラリア) 6-3, 3-6, 2-6, 6-2, 3-6
S・ジョンソン(アメリカ)/ J・ソック
【大会3日目】
シングルス第1試合:N・キリオス 7-6 (7-4), 6-3, 6-4 S・クエリー
シングルス第2試合:S・グロス vs J・イズナー
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