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準Vハレプ 快挙の20歳を称賛

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は10日、女子シングルス決勝が行われ、20歳のJ・オスタペンコ(ラトビア)に6-4, 4-6, 3-6の逆転で敗れ、四大大会初優勝にあと一歩届かなかった第3シードのS・ハレプ(ルーマニア)が試合後の会見で「良い大会だった。彼女(オスタペンコ)は本当に良いプレーをして優勝に値する」とコメントした。

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世界ランク4位のハレプは今大会、初戦でJ・セペロヴァ(スロベニア)、2回戦でT・マリア(ドイツ)、3回戦で第26シードのD・カサキナ(ロシア)、4回戦で第21シードのC・スアレス・ナバロ(スペイン)、準々決勝で第5シードのE・スイトリナ(ウクライナ)、準決勝で第2シードのKa・プリスコバ(チェコ共和国)を下して決勝に進出。

オスタペンコとの決勝では序盤から試合の主導権を握り、第1セットを先取。悲願のグランドスラム初優勝まで3ゲームに迫ったが、徐々に調子を上げたオスタペンコに逆転を許して準優勝に終わった。もし優勝していた場合、世界ランキングで自身初の1位へ浮上することが確定していた。

試合を振り返ったハレプは「(オスタペンコは)とても強いボールを打っていた。ある瞬間では、自分がコートにいる観客のようになっていた感じだった。とても辛い瞬間でもあったが、時間が経てば消えてくれると願っている。」

「自分は良いプレーをしていたと思う。ある時はちょっと運もあった。ラインをかすめたり、ネットインだったり。全てが彼女の方に運があったように思う」と話した。

3年前の2014年、ハレプは1セットも落とすことなく決勝に進出。しかし、当時世界ランク8位だったM・シャラポワ(ロシア)にフルセットで敗れて初優勝を逃していた。

最後に、2014年大会と優勝候補として臨んだ今大会での敗戦の違いについて記者に問われたハレプは「試合前に優勝候補とは思っていなかった。相手は若い選手でどんどん打ってくる選手だから誰にもそれは分からない。今年の方がより傷付いている。なぜなら、3年前は全てが初めてだった。ただ時間が癒してくれると思う」と締めくくった。

一方、ツアー初優勝をグランドスラムで飾ったオスタペンコは、ラトビア人の男女を通じて初の四大大会制覇を成し遂げた。






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(2017年6月11日16時18分)

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