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有罪判決 2021年まで活動禁止

国際テニス連盟のITFは21日、今年4月に行われた女子テニスの国別対抗戦フェドカップ ワールドグループ2部プレーオフのルーマニア対イギリス戦で大会ポリシー違反をしたルーマニア監督のイリ・ナスターゼ(ルーマニア)氏に正式な判決が下されたことを明かした。

ナスターゼ氏が起こした問題は、フェドカップのウェルフェア・ポリシーの5項目において違反しているとして有罪判決が下された。

具体的には以下の通り。

1.ナスターゼ氏が出したS・ウィリアムズ(アメリカ)のまだ生まれていない子供へのコメントが著しく不適切で、ウェルフェア・ポリシーの項目a5bに対して人種差別的に違反。

2.ナスターゼ氏が発したイギリスのA・ケタボング(英国)監督に対しての発言が性差別的だとして項目a4cに違反。

3.ナスターゼ氏の公認のメディアに対して出した罵倒し、脅迫めいたコメントが項目a3bに違反。

4.ナスターゼ氏が出した試合関係者とイギリス・チームのメンバーに対してのコメントが、罵倒的かつ脅迫めいたもので、コートから退去することを拒み、故意に対戦チームに干渉した事が項目a2a、a3a、a3b、そしてa5bに違反。

国際テニス連盟の内部裁定陪審員は、ナスターゼ氏に以下の制裁処置を科した。

ナスターゼ氏は、2017年4月23日(暫定的に出場停止処分が下された日)から2020年12月31日までITFのチーム競技、個人競技、ITFテニス・サーキットの全てにおいて、公式な場での活動(監督としての活動を含むが、これに限定されるものではない)を禁止する。

また、上に記した競技とサーキットにおいて2017年4月23日から2018年12月31日までアクセスが拒否される。グランドスラム大会はITFの権限の管轄外であるため、この措置に含まれない。

さらに、ナスターゼ氏は総額1万ドル(約110万円)の罰金が科される。

ナスターゼ氏とルーマニア・テニス協会はそれぞれ、独立裁判所へ異議申し立てを21日以内に訴えられる。

国際テニス連盟の内部裁定陪審員は、ITF役員により指名されたメンバーによる委員会の代表者によって構成されており、フェドカップのウェルフェア・ポリシーを含むITFの規則を違反しているか、判断する権限が与えられている。






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(2017年7月23日16時59分)

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