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錦織不在も杉田が見せた快進撃

男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は18日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク46位の杉田祐一は第7シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)に2-6, 1-6のストレートで敗れ、四大大会に次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で初のベスト4進出とはならなかった。

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今大会期間中の16日に衝撃が走った。右手首負傷の錦織圭が全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を含む年内の残り全大会欠場と発表。

まさかの事態に驚きを隠せない中、今年7月のアンタルヤ・オープン(トルコ/アンタルヤ、芝、ATP250)でツアー初優勝を飾った28歳の杉田が快進撃を見せた。

1回戦で第13シードのJ・ソック(アメリカ)をストレートで破ると、2回戦で元世界ランク28位のJ・ソウサ(ポルトガル)、3回戦で若手期待のK・カチャノフ(ロシア)を逆転で下して8強入り。

迎えた準々決勝、勢いに乗る杉田は、今年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でベスト4へ進出した元世界ランク8位のディミトロフに挑んだが、この日はミスを連発。ディミトロフのファーストサービスが入った時には92パーセントの高い確率でポイントを獲得され、1度もブレークチャンスを掴めなかった。

杉田が得意とする速いタイミングのストローク戦を封じられ、わずか52分で力尽きた。

今大会は準々決勝で敗退したが、28日から開幕の全米オープンに期待が持てる活躍を見せてくれた。今年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では四大大会初勝利をあげている。

一方、杉田に勝利したディミトロフは、準決勝で第14シードのJ・イズナー(アメリカ)と対戦する。2013年のW&Sオープン・ファイナリストであるイズナーは準々決勝で20歳のJ・ドナルドソン(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。






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(2017年8月19日11時05分)

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