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大苦戦フェデラー 辛くも突破

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会2日目の29日、男子シングルス1回戦が行われ、第3シードで世界ランク3位のR・フェデラー(スイス)が同70位のF・ティアフォー(アメリカ)に苦戦を強いられるも4-6, 6-2, 6-1, 1-6, 6-4のフルセットで勝利し、辛くも2年ぶりの初戦突破を果たした。

>>全米OP対戦表<<

この日、第1セットの第1ゲームでミスを連発して早くもブレークを許したフェデラーは、その後も挽回できずにこのセットを落とし追う展開となる。

続く第2セット以降、今年の四大大会で2つのタイトルを獲得した貫禄あるプレーでティアフォーを追い込んだフェデラーは、2セットを連取してセットカウント2−1に。

しかし、第4セットではトータルで13本のミスを犯すなど精彩を欠き、ティアフォーに2度のブレークを許してファイナルセットへもつれ込む。

その後、ファイナルセットでは先にブレークに成功したフェデラーがゲームカウント5−2とリード。第9ゲームでティアフォーの猛攻に押されてブレークバックを許すも、第10ゲームを取りきり、勝利を手にした。試合時間は2時間37分。

2回戦では、世界ランク88位のB・カブチッチ(スロベニア)と同101位のM・ユーズニー(ロシア)の勝者と対戦する。

36歳のフェデラーは、全米オープンに今年で17度目の出場で、過去5度の優勝を誇る。昨年は左膝の故障でウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を最後に休養に入ったため、欠場していた。

今シーズンは、グランドスラム2大会を含む5大会でタイトルを獲得するなど、前半シーズンで絶好調をキープ。

史上最多8度目の優勝を飾ったウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)後のロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)では、決勝に進出するもA・ズベレフ(ドイツ)に敗れて準優勝。全米オープン前哨戦のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は背中の痛みを理由に欠場していた。

一方、敗れた地元のティアフォーは、大会初の2回戦進出とはならなかった。






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(2017年8月30日14時20分)

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