テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は31日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク44位の
杉田祐一はラッキールーザーで出場の
L・メイヤー(アルゼンチン)に7-6 (7-3), 4-6, 3-6, 4-6の逆転で敗れ、四大大会初の3回戦進出とはならなかった。
>>全米OP対戦表<<この日の第1セット、メイヤーの強打に苦しんで第2ゲームでいきなりブレークを許した杉田だったが、第4ゲームでブレークバックに成功。タイブレークでポイント先行してこのセットを先取する。
第2セットは序盤で3ゲームを連取したがメイヤーの反撃に遭い、セットカウント1−1に追いつかれる。第3セット、メイヤーの片手バックハンドに苦しめられて4ゲーム連取を許した杉田は、セットカウント1−2の崖っぷちに。
続く第4セット、第7ゲームで先にブレークに成功した杉田だったが、リードを守りきることが出来ず、逆転で敗れた。
全米オープン本戦に初出場の杉田は、1回戦で世界ランク331位の
G・ブランカノ(フランス)と対戦。雨による悪天候の影響で2日間にかけての戦いを6-2, 6-2, 6-0のストレートで圧倒し、2回戦に駒を進めていた。
今シーズンは、7月のアンタルヤ・オープン(トルコ/アンタルヤ、芝、ATP250)でツアー初優勝を飾り、日本男子で
松岡修造、
錦織圭に次ぐ史上3人目の快挙を達成。世界ランキングでは松岡の46位を抜いて自己最高の43位を記録した。
さらに前哨戦のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)では、四大大会に次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で初のベスト8入りを果たした。
一方、勝利した世界ランク59位のメイヤーは3回戦で、第1シードの
R・ナダル(スペイン)と世界ランク121位の
ダニエル太郎の勝者と対戦する。
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